諏訪湖上が4万発の花火で彩られる、打ち上げ数国内最大の第65回諏訪湖祭湖上花火大会打ち上げ花火
1949年(昭和24年)の開催以来延期となったのは伊勢湾台風のあった1959年(昭和34年)のみ。
それ以外は多少の雨でも決行されてきたのだそう。

湖上に半円状にあがる水上スターマインは湖面にも写し出される湖上ならではの花火で
2kmに渡って瀧のように花火が流れるナイアガラとともに非常に大掛かりなもの。
こんな感じ↓  とても楽しみにしていたのです。 写真はホテル紅やのロビーにてカメラ
きもの カンタービレ♪
花火大会の日は諏訪湖の周りの道路には、ズラーっと屋台が建ち並びます目
きもの カンタービレ♪
じつはこの日、夕方15時~17時ぐらいにも激しいゲリラ豪雨があったのです。電車も不通に。
でも開催直前の18時頃に一旦雨も止みました。

きもの用の雨コートは持参していなかったので、急遽100円ショップでレインコートと
ポンチョを購入。この時は小雨程度だったのでポンチョのみ。
私はここぞ!という時の晴れ女なので、晴れるだろうと安穏としておりました。 ←楽観的σ(^_^;)
きもの カンタービレ♪

諏訪市長の挨拶の後、花火大会の幕が開きました打ち上げ花火
きもの カンタービレ♪
諏訪湖の桟橋マリーナ席からみる花火は近くて大迫力\(゜□゜)/
きもの カンタービレ♪
しかし、この時にはすでに雨がひどく降りだしていて、桟橋のテントに一時避難。
きもの カンタービレ♪
再び豪雨ですビックリマーク湖面が雨で波打っているのがわかりますでしょうか?
きもの カンタービレ♪
雨はドンドン強くなり、ゲリラ豪雨というよりも台風のよう。風も強く桟橋にまで花火が
飛び火しそうな勢いだったので、皆さんテントへ避難してきました。
きもの カンタービレ♪
しばらく花火はあがりつづけていたのですが…。
きもの カンタービレ♪
ものすごい雷が諏訪湖に落ちはじめました。
この写真の明るさは花火ではなくて、何と稲妻の閃光によるものですビックリマーク
きもの カンタービレ♪

もうここからは写真どころじゃなかったY(>_<、)Y
雷が大の苦手な私。
「くわばら」と書いた紙を家中の窓に耳なし芳一の如く貼付けたこともあります(-"-;
諏訪盆地に響き渡る雷鳴と湖面に落ちる稲妻の大迫力は一生忘れられないでしょう。

開始から30分で、中止が決定されました。とはいってもこの時は雨と雷でアナウンスも
聴こえない状態(=◇=;)

観覧席はホテル紅やさんの所有するマリーナの桟橋だったのですが、諏訪湖の目の前にある
ホテルに移動することすらできないぐらいの豪雨と雷。おさまるまで桟橋の小屋に避難することに…。
ここでタオルを頂けたので、濡れた綿紅梅を早く乾かすことができ助かりました!

雷と雨が弱まった21時半頃にようやくホテル紅やさんのロビーへ移動。ロビーも大混雑でした。
このホテルの屋上では1000人もの人が観覧していたそうで、その方達ですでに飽和状態。
電車はすべてストップし、車も大渋滞で動けないのでは仕方がありません…汗
道は冠水していたり、様々なものが落ちていて真っ暗な中歩いて帰るのも危険な状況。

紅やさんでは、ラウンジを開放してくださりそちらで暖かいお茶のサービスがあったことに
救われました~。とにかくびしょ濡れで寒くて寒くて…。
つくりたてのおにぎりと足袋ソックスをいただけたのも本当にありがたかったです。
ホテルの寝間着用ゆかたの貸し出しもしていただけたので、一度着替えました。

電車が動き出したのは23時半頃でしょうか。ですが、19時ぐらいから駅で電車を待っている
人がいるので、上諏訪駅は大混乱。人が道路にあふれ駅まで辿り着けない状況だったようです。
たくさんの人が遠方からこの花火をみるためにきていたので、電車が動かず道路も遮断された
状況下なら、いっそ真夜中でも花火大会を続行したらいいのではないかしらん…と思ったり。
でもそうもいかなかったのでしょうね。とにかくけが人がでたり大惨事にならなくて良かったです。

今年の隅田川の花火大会もゲリラ豪雨で開始後中止となってしまいましたが、こういった悪天候
つづきですと、ゆかたを着ていこうかどうしようか悩んでしまいます。
日本の夏はどうしちゃったのでしょう…(T_T)
びしょ濡れになった綿コーマのゆかた姿の方に何人もお会いしましたが、皆さん雨に濡れて
水浸しになってしまって、とにかく寒くて冷たい~ビックリマークとおっしゃっていました。
綿コーマ地は速乾性がないので水を吸ってしまうと中々乾きにくいのです。

私は夜の諏訪湖は寒そうだな~と思って、爽竹の長襦袢に綿紅梅の雪花絞りに紗献上の
なごや帯というコーディネートにしたのですが、これは大正解だったと思います合格
雨に遭いそうなときは、水に強い綿、もしくは化繊で速乾性の高いものが良いと身をもって
実感いたしました。注染の手ぬぐいも持っていましたが、そちらは中々乾かなかったのですが、
比べると爽竹の長襦袢と綿紅梅は乾くのが早かったですひらめき電球

【8月15日の装い】諏訪◇観測史上最大の豪雨と雷 / 気温は不明、風が強くて寒かった

有松絞りの張正さんへ工房見学にいった際にお願いした綿紅梅の雪花絞り。
夜の花火大会には、白地のゆかたビックリマークが断然映えると思っています。
西村織物の紗献上のなごや帯をコーディネート。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
籠バッグは張正さんに残り裂でつくっていただいたもの。ありがとうございました♪
ぞうりは菱屋カレンブロッソのお誂え。雨の時に助かります!
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

もう一つ!大正解だったのは、きもの用の雨コートではなく、100円ショップで売っている
ビニールのレインコートとポンチョを二枚重ねで着ていたことビックリマーク
レインコートで脇と襟元までしっかりと保護して、その上からポンチョを重ねて雨を流す。
おかげで帯はまったく濡れずにすみました。
丈は短いので裾はびしょ濡れになってしまったのですが、通常のきもの用の雨コートよりも
ビニールのほうが撥水性が高い、そして蒸れる欠点があるほど通気性が悪く暖かいことが
今回のような傘もさせないような暴風雨ではとても役立ちました。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

マッキントッシュのようなコートでは重たくて持ち歩けませんし、通常のきもの用雨コート
ではビニールほどの撥水性はありません。100円ビニールコートはこういった時にお役立ちです合格

翌日の諏訪湖は恨めしいほどに快晴晴れ 諏訪湖の周りは折れた傘やゴミが散乱していたのですが、
キレイに片付けられていました。地元のボランティアの方の活動によるものだそうです。
きもの カンタービレ♪

国内最大の打ち上げ数を誇るの湖上の花火は残念ながら見ることができませんでしたが、
観測史上最大の雨の中、諏訪湖の桟橋から諏訪湖に落ちる大迫力の雷をみるという…、
貴重な体験をいたしましたσ(^_^;)

傘もさせない暴風雨の豪雨にあい、びしょ濡れになったゆかた姿も身を以て体験し、
雨に濡れて冷たくなることを想定すると、綿コーマ地よりも綿紅梅地のほうが速乾性があって
良い。さらに速乾性のある長襦袢を着ていたほうが夜の防寒にもなるし、身体が濡れずにすむ。
傘もさせないような暴風雨ではフード付の低価格のビニールコートの重ね着のほうが便利で
重宝とか、勉強になりました!

【追記】
私はホテルの所有するマリーナの観覧席でしたので、避難の誘導等はホテルの方が
してくださり、とても助かりました。
3.11の時もそうでしたが、こういった時の情報はtwitterが早いです。
避難所や交通情報をいち早くまとめて配信してくださった方々がたくさんいらしたこと、
感謝しておりますm(_ _ )m

そして、翌日には規模は小さいですが花火も見られましたので、また別記事にて(^-^)/



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