「ホテルは人々が集い、文化、芸術が交流する場」
ホテルオークラ創業者の大倉喜七郎氏の言葉です。

この志を受け継ぎ、ホテルオークラでは、ホテルのもつ公共性と社会性を活用し、社会に
還元する文化活動として、チャリティーの展覧会が企画開催されています。
「大使夫人のガーデニング」「名家の逸品」そして「秘蔵の名品 アートコレクション」など。
※「名家の逸品」は過去に何度かご紹介しています。→こちら☆

19回目を迎えた「秘蔵の名品 アートコレクション展」の内覧会へサーチ (~9月1日まで)
今回は『モネ ユトリロ 佐伯 と日仏絵画の巨匠たち ーフランスの美しき街と村のなかでー』
がテーマでした。19世紀から20世紀のパリとその近郊を旅する構成になっています。
きもの カンタービレ♪
老舗ホテルの壁や絨毯そして照明が美術館の無機質な雰囲気とは全く違う重厚感ある
雰囲気をつくりだしていて、ウットリ~(〃∇〃)ラブラブ
きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪


●第1章 19世紀のパリの画家たち ー自然と都会の響宴ー●

緑色の壁面に紫のドレスと紫の花束という色あわせが好み恋の矢 モデルはモネの最初の奥さま。
クロード•モネ 「菫の花束を持つカミーユ•モネ」
きもの カンタービレ♪


●第2章 フランス郊外へ 郊外の森と庭へのプロムナード ー光と影を描いた画家たちー●

木漏れ日の中のピクニックの光景に癒されます。樹にかかった帽子もエレガント~♪
アンリ•シダネル 「森の小憩、ジェルブロワ」   シダネル良いですね(・∀・)!
きもの カンタービレ♪
ジェルブロワはパリから北北西110kmのノルマンディ地方にある村。日本でいうところの
信州の避暑地のようなところらしいです。シダネルが庭にバラを覆ったことから、有名な
薔薇の村となりました。調べたら16世紀に建てられた家が薔薇で彩られる石畳の素朴な村
のようです。フランスはパリ郊外に素敵なところが普通にあるのですよねぇ。行ってみたい。
きもの カンタービレ♪

私はこの作品の隣に展示されていた、岡鹿之助「積雪」にとても魅かれました恋の矢
フランス郊外のどこを描いたものだったのかな???

モネの睡蓮も描かれた角度によって違います。睡蓮は夏の花ですが季節感を意識した
わけではないようです。
クロード•モネ 「日本風太鼓橋」「睡蓮」「睡蓮」
きもの カンタービレ♪
内覧会のレクチャーをしてくださったのは、熊澤弘先生。
「柔らかく書いてね」というお話も聞け、展覧会の見どころというよりも展示構成のお話が
面白かったです。1日だけとなった艶っぽいライティングというのに実は興味津々(-_☆)
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●第3章 パリ ーユトリロと佐伯●

会場内にはパリの市街図がありましたエッフェル塔
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パリを描いたユトリロと佐伯祐三の作品が充実!
ユトリロは著作権の関係云々で撮影はできませんでしたが、肉眼でガン見いたしました目

佐伯祐三 「工場」 「リュクサンブール公園」
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地図と照らし合わせて鑑賞するとちょっとした旅気分になります♪
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●第4章 描かれ、構図となったパリとセーヌ川 ーパリに憧れた日本人画家とともに●

アルベール•マルケ「コン=サント=オノリーヌの川船」 
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コン=サント=オノリーヌは、パリから20kmの河川の中心地。
6月にはPardon national de la batellerie というお祭りが開かれます。
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アルベール•マルケ 「パリ、ルーブル河岸」 / 矢崎千代二 「巴里ルーヴル宮」
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正宗得三郎 「ノートルダム寺院」
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どうやら、アルベール•マルケの色使いと絵肌が好みのようです恋の矢 
自然にたくさんの写真を撮ってる。

アルベール•マルケ 「ポン•ヌフ 霧の日」
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ノートルダム大聖堂からポンヌフそしてルーブル、歩いたことを懐かしく思いだしつつ鑑賞。
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●第5章 エコール•ド•パリと1920-30年代にパリで活躍した画家たち ー麗しき人物●

藤田嗣治やシャガール、モディリアーニなど。
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これまた著作権の関係で写真はないのですが、藤田嗣治「パリ風景」は印象に残りました。
乳白色の肌よりもレクチャーでお話があった絵の構図の対比に釘付け目

この絵も好き恋の矢
シャルル•ゲラン 「室内婦人像」
きもの カンタービレ♪

フランス絵画というと、印象派のイメージが先行しがちですが、田園風景やパリの街に焦点
をあてているところ、重厚感ある会場の雰囲気と相まって、ゆったりと堪能した展覧会でした。

この展覧会には、こどもが楽しんで鑑賞できるように「こどもガイド」がついている絵が
あります。ゆったりできる会場なので夏休みお子さまと楽しまれてはいかがでしょう。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

※会場内での撮影及びきものカンタービレ♪への掲載は主催者の許可をいただいております。

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【8月8日の装い】東京◇晴れ(暑い!) / 最低気温26℃ 最高気温33℃

フランス絵画展というテーマにあわせて、フランス国旗色にしてみましたフランス
赤い水玉風文様の絽の小紋に銀の砂子に飛ぶ千鳥の絽塩瀬の染め帯をコーディネート
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
トンボ文様の絽の帯あげは加藤萬、レースの帯〆は龍工房
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
水玉にカモメの晴雨兼用傘はHANWAY、バッグはRADLEYのシグネチャーシリーズ
きもの カンタービレ♪
ぞうりは菱屋カレンブロッソのお誂え
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

赤のアクセントやっぱり好きです宝石赤


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