昨日、8月1日は旧暦の八朔でした。田の実の節句ともいいます。
過去にも記事にしておりますが、まとめますφ(.. )

祇園など京都の花街では、“田の実”→“頼み”ということで、今でも8月1日には芸奴さんや
舞妓さんがお茶屋さんや芸事の師匠のお宅へ黒の正装の衣装でご挨拶に回ります

近代では9月1日もしくは9月の第1日曜日に八朔祭を行うところが多いようです。
農耕民族である日本では、農民の間で初穂を恩人に送る風習が古くからあり、
このことから公家や武家の間でも稲の実りを祈りながら、主従の結びつきを強めるために、
贈り物をすることが、主従関係を強める習慣となりました。

公家の間では、鎌倉時代の後深草天皇の頃にはじまったとのではないかといわれています。
公家間の贈り物は、和紙、香木、硯、花入れ、茶器など。
宮中では八朔の日に、芒の穂を黒く焼いてお粥にいれる“尾花粥”というものを厄よけに
召し上がるとか。あまり美味しいものではないらしいです(゚ー゚;

ちなみに江戸では、徳川家康が天正18年8月1日に公式に江戸城に入場したとされ、
徳川幕府は八朔の日を正月に次ぐ祝日とし、諸大名、旗本は白帷子を着て登城し祝詞を述べました。

果物の八朔は江戸時代末期に因島のお寺にあった原木から始まったとされ、このお寺のご住職が
「八朔(旧暦8月1日)には食べられる」と言ったことからこの名がついたそうです。
しかし、実際の収穫期は12月末くらいとのことです。

八朔のこの日、木村孝先生による「美しいキモノ × NHK文化センター」のコラボ講座がありましたメモ
こちらが礼を尽くさねばならぬ日に、孝先生にご心配いただいてしまうといふ…(・_・;)
孝先生とのお付き合いは、私がきもの愛好家になるより前、彼此15年も昔からになりますので、
きものについてだけではなく、女性としても人生の師としてもご尊敬申し上げております。
先生を仰ぎ見ながら、私は私にできることをまずはコツコツと積み重ねていきたいと思っています。

講座でお声がけくださった方々から「ブログの時系列があっちこっちにいって見にくいです~。」
というご意見をいただきましたが、きものコーディネートは気候によって左右されるものなので、
コーディネート覚書はできるだけリアルタイムになるように優先してあげています。
後々「この時季にはどんなきものを着ていたかな?」とカレンダー検索する際に便利なのですひらめき電球
結城の工程見学レポをはじめセミナーレポは近いうちに。京都葵祭の旅レポもまだつづきます。
祭祀や旅行レポは、最後にまとめリンクをつくりますので、そちらをご参照くださいませm(_ _ )m

【8月1日の装い】東京◇曇り(湿度高く蒸し蒸しあせる) / 最低気温26度 最高気温33℃

白地の秋草文様の絽小紋に志ま亀の団扇文様の絽塩瀬の帯をコーディネート
きもの カンタービレ♪
帯の前柄は関東巻きにすると桔梗が関西巻きにすると朝顔の文様の団扇
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
日傘は遊中川×前原光栄商店の限定品
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
鉄線文様の帯あげは加藤萬、帯〆は志ま亀
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
バッグは松枝忍、ぞうりは菱屋カレンブロッソのカフェぞうり
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
未来記事による自動更新設定です。
今日は始発ででかけています。どんだけハードスケジュール(@@;;


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