砂ずりの藤と鹿と 春日大社 / 2013年GW 奈良の旅 その3

鹿と藤と万葉集と 浮見堂～飛火野～春日大社神苑 / 2013年GW 奈良の旅 その2 のつづきです

春日大社へ
この日はお天気雨が降ったり止んだり…。木の下で雨宿りしながらの参拝です。

平城京遷都の710年(和銅3年)に藤原不比等が鹿島神宮から武甕槌命(タケミカヅチノミコト)
を鹿島神宮から御蓋山に遷して祀ったことにはじまります。
武甕槌命は鹿島より白鹿に乗って来たことから鹿は神の使いとされ、奈良の鹿は野生動物
ですが大切に保護されているのです。

現在、上野の東京国立博物館平成館にて開催中の「大神社展」では、「春日神鹿御正体」が
展示されています。詳しくはこちら 「大神社展」ブロガー内覧会 at 東京国立博物館平成館

春日大社の手水舎は鹿が加えた巻物からお水が出ています

表参道より南門から入って参拝します。南門は高さが12mあるの春日大社正面の楼門
中
春日大社本社社殿と中門と御廊

春日山の藤と砂ずりの藤

この日(2013年5月1日)は砂ずりというほど長くなってはいませんでした

春日山権現記にも登場するこの藤の樹齢は800年。近衛家からの献木です

直会殿と西回廊　萬燈籠が見事です

夕暮れ時の西回廊

慶賀門から見える砂ずりの藤

ふと気がつくと周りに人はいなくなっていて、いつの間にか私と鹿だけ。
鹿が立ち去る時に「大丈夫か？」と問いかけるような顔をしたような…←気のせい？

日が長くなったのでうっかりしていたのですが、バスの時間は終わっていました。
そしてタクシー乗り場にタクシーもいない…。さらに携帯の充電はバッテリー切れ(x_x；)
途方に暮れていたところ、神社境内にてお会いしたご夫妻が心配して戻ってきてくださり、
車でホテルまで送ってくださいましたー。本当にありがとうございましたm(_ _ )m

【5月1日の装い】
奈良らしい文様でコーディネートしてみました
お腹がすいている鹿にはきものの袂は催促し易いらしく　…唾液でベトベト(-。－；)

正倉院文様の宝相華紋の十日町紬に立涌に花喰鳥丸紋の染め帯

縮緬の無地の帯あげは加藤萬、帯〆は伊藤組紐

バッグは松枝忍、ぞうりは菱屋カレンブロッソ


奈良レポまだまだつづきます(^-^)/