遊中川の日傘コレクション&ならまち本店 中川政七茶房 / 2013年GW 奈良の旅 その1 のつづきです

鷺池から春日山を背にみる浮見堂。
ゴールデンウィークでも、この辺りは人も少なくひっそりしています。
きもの カンタービレ♪

飛火野の藤の大樹
きもの カンタービレ♪
ちょうど見頃を迎えていました目
きもの カンタービレ♪
広々とした飛火野の奥には野生の藤もあり
きもの カンタービレ♪
きもの姿でドンドン奥まで歩いていく私ぞうり
きもの カンタービレ♪
美しい山藤ですヽ(゚◇゚ )ノ
きもの カンタービレ♪
そして、鹿の群れと遭遇。可愛い~(〃∇〃)ドキドキ
きもの カンタービレ♪
野生の鹿が人と共存している街って素晴らしい~。奈良に住みたくなっちゃう(≧▽≦)
きもの カンタービレ♪
この辺りの鹿たちは大人しい。お腹がいっぱいだったのかしら(゚ー゚;
きもの カンタービレ♪

春日大社神苑にある萬葉園へ。
かつてお香の先生に「ゆったりと過ごしてらっしゃい~」とおすすめされたのですが
なかなか来る機会がありませんでした。日本の色の古名や染織にまつわることが
少~しだけわかるようになった今、より深く鑑賞することができました。
きもの カンタービレ♪

万葉集に詠われた草木があり、歌が添えられています。
歌を読みながら、この花だったのか~と見て歩くのは楽しい♪
きもの カンタービレ♪

「父母が 殿の後方の ももよぐさ 百代いでませ わが来るまで」

百代草は長寿を願ったのじ菊と解釈されているようです。ヨモギなどの説もあります。
きもの カンタービレ♪

「つぎねふ 山背道を 他夫の 馬より行くに 己夫し 歩より行けば 見るごとに
哭のみし泣かゆ そこ思うに 心し痛し たらちねの 母が形見と わが持てる 真澄鏡に
蜻蛉領巾 追ひ並み持ちて 馬買え我が背」


『山城の道を他の人の夫は馬で行くのに、私の夫は歩いていくので涙します。私の母の
形見の鏡と蜻蛉領巾(あきつひれ)をもっていって馬を買ってくださいな、あなた』

という妻の愛情が詠われている美しい歌。
この歌には夫からの返歌がついています。これがまたいいのです!

「馬買はば 妹徒歩(かち)ならむ よしゑやし 石は踏むとも 我はふたり行かむ」

『馬を買っても貴女は歩くことになるでしょう。石を踏んで難儀しても二人で歩こう』

ある方が結婚式のスピーチで引用されてたのを聞いてとても好きになった歌です。
つぎねふは山城(やましろ)の枕詞で、一人静のこと。
きもの カンタービレ♪

「山吹の にほへる妹が はねず色の 赤裳の姿 夢に見えつつ」

はねず色は唐棣(はねず)色。庭梅の古名で薄赤色。うつろい易きの枕詞でもあります。
きもの カンタービレ♪

藤は万葉集では藤波と表されることが多いです。
先日丹後の上世屋でみた藤衣もでてきます。
きもの カンタービレ♪
うっすら紫がかった藤
きもの カンタービレ♪
葡萄のような八重の藤
きもの カンタービレ♪
好きな花は数あれど、藤はやっぱり特別かな:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
きもの カンタービレ♪

春日大社に向かいます(^-^)/


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