日本橋髙島屋にて開催中の「龍村平蔵「時」を織る。」展 へ (~5月6日まで)
きもの カンタービレ♪

初代平蔵から四代平蔵まで、各時代の帯や打掛、祇園祭の山鉾に掛けられる懸想品、
正倉院など古代裂の復元品、織の最高峰の作品が一堂に会しています。
処狭しという言葉がピッタリの点数の多さ!
会場では監修を務められた、丸山伸彦先生にもお会いできました。

初代龍村平蔵が織物の革新するにあたって考えたのは、平面的に構成される織物の表面
に立体性を持たせることだったのだそう。

「丸帯 纐纈織大政所裂文」  ※写真は広告ポスターよりトリミングしたもの
地と文様の組織の他に経糸も緯糸も強撚糸をつかって織られた二重織で織りあがった後に
蒸熱処理を施して強撚糸を収縮され凹凸をだす技法はまるで鹿の子絞りのように見えます。
この脹織が纐纈織。会場のキャプションに「脹織」と「膨織」があり、経糸緯糸両方が
強撚糸のものが脹織、緯糸のみが強撚糸が膨織なのかな?と思ったのですが、確認できず…。
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初代平蔵が金糸の綴織で織った「埃及綴鸚哥瑞華文」の壁掛と、その意匠を四代平蔵が
紋羅で織った「鸚哥羅紋錦」など、時代を経て進化していった技法
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組織を解明し染織品の生みだされた状態を復元したもの
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豊かな織の世界が広がる袋帯の見本帳。
復刻して欲しいなあ~と思うものたくさんありましたビックリマーク
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「龍村平蔵「時」を織る。」展 の詳細なレポは改めて(^-^)/

髙島屋は「ART WALKING」という美のイベントを開催中サーチ
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世田谷美術館で開催中の「暮らしと美術と高島屋展-世田美が、百貨店のフタを開けてみた。」
に、竹内栖鳳「アレ夕立に」髙島屋史料館蔵が展示されていますビックリマーク
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高島屋は竹内栖鳳の制作を支援し栖鳳の画業を応用していて、「絵になる最初」の
モデルが着ていたきものを「栖鳳絣」として売り出すなどしていました。
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山種美術館『没後70年 竹内栖鳳~京都画壇の画家たち』展より

この夏の芙蓉文様の絽訪問着は大羊居、帯は川島織物による製作。
「アレ夕立に」の舞妓さんがきている衣裳の復刻版です。
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髙島屋ショーウィンドウのディスプレイに飾られた古き良き時代の写真が素敵ドキドキ
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「龍村平蔵「時」を織る。」展、こんなに点数が多い展示だと思っていなかったので、
思いの外みるのに時間がかかってしまい(鑑賞に3時間弱汗)東京ステーションホテルの
カントニーズ燕のランチ予約した時間に間に合わず…(゚_゚i)、
急遽マンダリンオリエンタルのセンスに変更。

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京都の方を東京でお食事にご案内するお店選びはいつも悩みます。
話題性と都会ならではの眺望で喜んでいただけるようなところを選ぶことが多いでしょうか。
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龍村展が思いの外充実していたので落ちつける場所でゆったり~♪
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【4月25日の装い】
草紫堂の木綿の紫根染に芍薬(牡丹かも?)の染め帯をコーディネート
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帯あげ帯〆は帯の中の色をとって多色使いを避けてます。
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