月明かりの歌舞伎座 大間そして客席 五代目 歌舞伎座 こけら落とし興行 初日 その2
のつづきです(^-^)/

歌舞伎座の定式幕は江戸三座のひとつ、森田座の萌黄、柿、黒の三色です歌舞伎・定式幕
きもの カンタービレ♪

五代目歌舞伎座の緞帳は4枚。
第一緞帳は、松尾敏男「朝光富士」/ 製作◇川島織物セルコン
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緞帳は演目によってかわります。第三部の幕間では「朝光富士」でした。
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第二緞帳は、中島千波「春秋の譜」 / 製作◇龍村美術織物
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第三緞帳は、上村淳之「水辺の四季」 / 製作◇川島織物セルコン
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第四緞帳は、川島織物「夕顔図」 / 製作◇川島織物セルコン
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2011年の秋に京都北山にある川島織物セルコンさんの工房見学にうかがった際、
上村淳之先生の第三緞帳の製作現場をみせていただました。
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緞帳製作の工房は天井が高い吹き抜けになっていて、2階の回廊から見下ろすように
製作現場を見られるようになっていました。(工房内の写真はありません)
緞帳は28.4m×7mという大きさ、1枚ものとしては織れないもの。圧巻でしたヽ(゚◇゚ )ノ
※綴織は織ると縮むので織下絵は大きく描かれています。しかも左右反転していますひらめき電球
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上村淳之先生の原画は、明るい水色の地色のお得意の花鳥図。
上村先生の描かれる鳥は写実的ながらもやさしい顔をしていて愛情が感じられる作品が
多いですが、先生が丹頂鶴をはじめ、様々な鳥を飼われているのは有名なお話。
緞帳製作を見せていただき、いっそう新しい歌舞伎座の幕開けを心待ちにいたしておりました♪
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川島織物の緞帳製作は、明治26年(1893年)歌舞伎座(京都南座)の平安神宮大極殿の図の
刺繍引幕に始まります。その後、日本を代表する劇場、ホールの緞帳製作に力を入れられ
ていて、川島織物セルコンさんの代表的なお仕事の一つとなっています。
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2階の吹き抜け周りの回廊には、歌舞伎座所有の名画が展示されています。
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安田靫彦「神武天皇日向御進発 」
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上村松園「円窓美人」 / 伊東深水「春宵」
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1階から2階への階段の踊り場には、大山忠作「東天紅富士」
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川端龍子「青獅子」は時間がなくて見つけられませんでした。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

3階の廊下には想い出の歌舞伎俳優のパネル。
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歌舞伎座限定のお土産スイーツや印伝屋さんなどが並ぶ「座•のれん街」
紅白のお餅が入った「めで鯛焼き」はこちらにありました。
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奥には東京吉兆の歌舞伎座店があります。
メニューは月替わりの松花堂お弁当のみ。演目にちなんだ盛りつけがお楽しみの一つです♪
お聞きした所によると、今月は歌舞伎座の新開場と「鶴寿千歳」にちなんで「寿」だそうです。
30分の幕間で食べるには桟敷席のときに届けていただく方がおススメです合格
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幕間30分の休憩だけでは時間が足りず、歌舞伎座内まだまだ見れておりませんあせる
次回のお楽しみですo(^-^)o

次は、演目と歌舞伎座初日の装いです。

京都レポはその後につづきます。


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