三浦絞りと突き出し鹿の子絞りの実演見学 日本きもの学会産地研修 / 有松絞りを巡る旅 その5
のつづきです(^-^)/

有松•鳴海絞り会館を後にして次の工房見学向かいます走る人
その前に日本きもの学会の皆さまで集合写真カメラ
でもこのカメラでは撮影してなかったのでしたー。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
きもの カンタービレ♪
東海道の面影を色濃く残す有松の街にはきものが似合いますね。
きもの カンタービレ♪

さて、向かったのは、国際的に活躍されている絞り作家の早川嘉英先生の蔵工房サーチ
きもの カンタービレ♪
この工房も先生も職人さんというよりは芸術家さん(+_+)
早川嘉英先生は、「絞りに足りないものは何か?」を考えて革新的なものをつくられた
嵐絞りの伝承者でいらっしゃいます。
これも早川先生の絞りの作品のひとつ。えっ、布じゃない…(゚_゚i)?
きもの カンタービレ♪
「絞りに足りないものは、シャープさビックリマーク」と言い切り、古いものを早川流に壊してきたのだそう。
「伝統の積み重ねが大事、そして表現が技法を開発していきそれが新しいものを生みだしていく」
と、熱弁を振るわれました。

有松の駅の遊歩道にあるガラスの絞りも早川先生による作品。
今回の産地研修をセッティングしてくださった富山弘基先生のお話によると、早川先生は
布だけにこだわらずガラス作品もつくっていらっしゃるそうで、国際的に評価が高いのだとか。
平面から立体へ。シワを生かしてものをつくるという発想が早坂作品なのだそうです。
きもの カンタービレ♪
縫う、畳む、縛る、そのシワを生かしてできた絞りの技法ですが、有松の街に大繁栄を
もたらした嵐絞りを新たな技術によって復活させていらっしゃいます。

昔の嵐絞りは、1人では担ぎ上げることができない長さ4mほどの丸太棒に布を巻き、
その上から綿糸や縄を斜めにグルグルと巻き付けていき、片方に寄せるという作業を
繰り返しその丸太棒ごと染液に浸して染めていました。
早川先生は、長さ2.5mのステンレスの棒に糸を巻いています。
きもの カンタービレ♪
昔の丸太棒は樹木なので根は太く先は細いので寄せやすかったのだとか。
きもの カンタービレ♪
昔の丸太棒は染液に浸すと浮いてしまってムラになったが、ステンレスは重いので
沈むのが利点。温度差を利用し時代とともにやり方を工夫しているのだそう。
きもの カンタービレ♪
照明の当たり方で怖い顔になってますが…σ(^_^;) 早坂嘉英先生とカメラ
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

さて、肝心の作品は???
と思ったら、ここは工房なので作品は全く置いていないとのこと。ガーン( ̄□ ̄;)!!
「どちらで見ることができますか?」とお聞きすると、「竹田嘉兵衛さんとこにあるかも」との
こと。う~ん、さっき見せていただいた中にあったのかしらん…。。。
次の日、再び竹田耕三先生にみせていただきました。別記事でご紹介します。

日本きもの学会の産地研修はここまでで、現地解散となりました。
私は学会のお友達の方々と名古屋にもう1泊し、かねてより念願だった雪花絞りの工房
見学へいきます。

この研修旅行では、デジカメを忘れるという大失態(><;)
日本きもの学会会長の高橋裕子先生からカメラをお借りして何とかレポすることができました。
高橋先生、本当にありがとうございましたm(_ _ )m

私は次の日の工房見学のためにデジカメを買いに。
PowerShotシリーズのS110を購入しました~。
きもの カンタービレ♪

その後、皆さまと合流しホテルでディナーナイフとフォーク
はじめてお会いすることができた着物ブロガーさんが着ていらした、シルクウールの
ポンチョが素敵で話題に。私も羽織らせていただきましたドキドキ
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

有松レポ、まだまだつづきます(^-^)/


きもの カンタービレ♪ Facebookページ