シャイな人でした。高見盛の引退 / 2013年大相撲初場所 at 国技館 その１

日馬富士の全勝優勝で幕を閉じた、2013年大相撲初場所
伊勢が濱部屋の打上式の興奮冷めやらぬ状況の中ですが、このレポからスタートです。

角界のロボコップとして人気者だった、元小結で東十両12枚目の高見盛の引退が発表されました。

昨日の千秋楽、高見盛が土俵にあがると、場内からは破れんばかりの大拍手と激励の声

今場所2日目に痛めたという肩が痛々しい…。

力強く塩をまいて、若荒雄と向かい合っていました。


現役最後となった大一番。高見盛が若荒雄に勝利。決まり手は肩すかし。写真はブレてますが…。
勝った後、大歓声の中で高見盛は天をしばらく見上げていました。


相撲に興味津々で、場所中は幾度となく国技館に足を運んでいる私ですが、実はまわし姿の力士
の方々のお名前と顔は一致していないこと多し…(-。－；)　←きもので覚えてしまったので

そんな中で、高見盛だけは独特の所作ですぐに覚えました。
自分に気合をいれるためのカツだったそうですが、土俵を去るときの勝った時の嬉しそうな顔と
負けてしまった時のガックリと肩を落とした後ろ姿がとても印象的な力士でした。

入り待ちで見かけた高見盛。
シャイな高見盛はいつもは逃げるように走っていってしまうのですが、この日は雨なのが幸いして
傘で顔を隠してゆっくり歩いてました。


左◇朝青龍の断髪式で見かけた高見盛。この日もササッと足早に去っていきました。
右◇昨年の初場所の入り待ちで見た高見盛。いつも端を歩いて入っていかれます


2013年初場所千秋楽のこの日、国技館で彼の勇姿を見届けることができて本当に良かった。
その所作で、土俵へ向かうワクワクとドキドキを見せていただきました。
14年間の現役生活おつかれさまでした。そして今まで楽しませてくださってありがとうございました。