お初釜 at ホテルオークラ聴松庵 / 熨斗目文様の訪問着に宝尽くし文様の唐織の帯

茶道の世界でも超未熟で若輩ではありますが、いつの間にかお初釜は年の節目に
なっているような気がいたします。この日を迎えると新たな1年がはじまります。


今年の社中のお初釜はホテルオークラの茶室「聴松庵」にて行われました。



床飾りのテーマは「子の日」
七草粥の習慣のもとでもある、宮中の若草摘みの習慣。もともとは中国での7種類の野菜を
いれた羹(あつもの)を食べ無病息災を祈る習慣が伝来し、正月の初子の日に若菜を摘んで
羹を天皇に差しあげる儀となりました。
この日は人々が小松を曳いて楽しむなど、松にあやかるように長寿を祈ったのだそうです。

お軸は冷泉為永の筆。
結び柳には巳年の画の凧があり、香合は巳年にちなんで弁天さまの持っている琵琶。
遊び心溢れる室礼です。



私は濃茶席での亭主を仰せつかり…(°Д°；≡°Д°；)

先生の寛容なお心と社中の皆さまに支えていただき甘えさせていただいて大任を終えましたが…、
あああっ…と、ただただ反省することばかり　皆さま本当にありがとうございましたm(_ _ )m

たくさんのお客様をお迎えしてのお初釜…。
自分のお点前のことだけで気が動転しておりましたが…、楽しませていただきました。


主菓子は源太の花びら餅ヾ(＠°▽°＠)ﾉ


雲鶴文様の蒔絵のお棗は川端近佐、黄交趾の水指は初代 久世久宝。
江戸初期の小堀遠州所有の椿手茶入。七宝文様の蒔絵の炉縁。

日本の伝統文化である茶道の世界を海外に発信していけるように、薄茶席では英語による
案内も行われました。

御干菓子は塩野のもの。美味でした





お写真ありがとうございました。