今年も残すところあとわずか、光陰矢の如し!を実感した1年です。
「きものカンタービレ♪」のアクセス数は増えつづけ、たくさんの方からメッセージを
いただき更新する励みになっております。時にはサボりたくなることもあるのですけどね(-。-;)
皆さまのおかげで、今年は毎日かかさず更新!を達成できそうです~ヽ(゚◇゚ )ノ
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/10/wingofkimera/4b/00/j/o0450033712347576419.jpg?caw=800)
同じご質問を複数の方からいただく度に「他の方も知りたいと思っていらっしゃるのかも?」と
思ってはじめた「ご質問にお答えします!」のコーナーですが、ご質問にはすでに個々に
お返事をさせていただいているので、ずいぶんと後回しになっています(@@);;
先週末に年内にはお願いしなくちゃと思っていたきものをようやく悉皆屋さんへ送らせていただき、
お話していて思い出しました(><;)
ご質問にお答えします!【第4回】/ きものの汗抜き 染色補正森本へ実地研修 その1
(↑この記事の反響とても大きかったです)のつづきをまだ記事にあげておりませんでした。
第6回にて予告済でしたのに、失礼いたしましたm(_ _ )m
【質問】
毎日きもので生活していたら汚れますよね。お手入れはどうされているのですか?
【答】
ファンデーションのシミや袖口の汚れはリグロインをつかって自分で落としています。
↓amazonからでも購入できるようです。
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fws.assoc-amazon.jp%2Fwidgets%2Fq%3F_encoding%3DUTF8%26Format%3D_SL294_%26ASIN%3DB005XT45EU%26MarketPlace%3DJP%26ID%3DAsinImage%26WS%3D1%26tag%3Dads01-22%26ServiceVersion%3D20070822)
![](https://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ads01-22&l=as2&o=9&a=B005XT45EU)
リグロイン 500ML 【HTRC3】![](https://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ads01-22&l=as2&o=9&a=B005XT45EU)
外出先での応急処置としては、食べこぼしは乾いた手ぬぐいで摘まみ取ります。
飲み物は手ぬぐいで吸い取るように抑えます。
日常着の紬や小紋は、その後は水性のシミは汗抜きの要領で水を含ませ汚れを
吸い取る方法で、こちら。油性のシミはリグロインをつかっています。
訪問着や色無地(ムラになったりスレた場合に目立つきもの)は悉皆屋さんにお任せしています。
少しでもシミを薄くしておいたほうが、後に専門店へ持ち込んだ際に安く仕上がるのでは?
という考えは間違い!だそうです。一気に落としきれず残ったシミは繊維に染まり込むため
落としにくくなるのだそう。擦りすぎると生地も痛めます。
とはいっても、きもの生活をしているとちょっとした汚れはしょっちゅうなのです(x_x;)
その度に悉皆屋さんにお世話になっていては、きものを着ることに臆病になってしまいます
ので、勉強だと思って色々と試しています。もちろん失敗することもあります(=◇=;)![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
少しでも失敗を減らすために、きものドクターである染色補正師の森本景一さんのもとへ
実地研修にφ(.. ) 9月初旬の残暑厳しい京都なので夏物の琉球壁上布を着ています。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/11/wingofkimera/80/50/j/o0450033812347639916.jpg?caw=800)
【衿についたファンデーションの落とし方】
※実地研修と森本さんよりいただいた資料を元にまとめていますφ(.. )
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/11/wingofkimera/3e/31/j/o0450033712347660252.jpg?caw=800)
ベンジン、晒し木綿、巻き藁(ベンジン用ブラシ) を用意。
※私は家では前述のリグロインとガーゼタオルで代用、巻き藁のブラシをつかっています。
amazonでは馬の毛でつくられた似たようなブラシはあったのですが、生地が傷まないか
どうかはつかってみないとわからないのでご紹介は控えます。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/72/ec/j/o0220016512347700688.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/b6/aa/j/o0220016512347700687.jpg?caw=800)
◎ベンジン(リグロイン)の使用についての注意事項
ベンジン(リグロイン)は引火性が高く火災の危険が伴います。火気厳禁です。
ベンジン(リグロイン)での作業は気化したガスが発生するので必ず窓を開けて。
ガスは空気より重く床を這って流れます。上に設置された換気扇だけでは意味がありません。
作業中の静電気も危険なのだそうです!化繊の衣類は避けたほうが良いです。
電気のスイッチやコンセントからでる火花にも要注意!アイロンは遠ざけておきましょう。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/c7/f7/j/o0220016612347703283.jpg?caw=800)
悉皆補正師の森本さんは、悉皆業者用のベンジンをつかっていらっしゃいます。
①布にたっぷりとベンジンを染み込ませます。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/11/wingofkimera/ff/97/j/o0450033312347670749.jpg?caw=800)
②たっぷり染み込ませた布で衿を濡らします。衿の四角い形いっぱいにぼすのがポイント
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/98/82/j/o0450033712347713291.jpg?caw=800)
③巻き藁のブラシにたっぷりとベンジンを染み込ませます。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/11/wingofkimera/18/69/j/o0450033812347668595.jpg?caw=800)
④きものを机と身体に挟んでのばした状態で、衿の形に添って縦方向にブラッシングします。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/5d/54/j/o0450033812347725883.jpg?caw=800)
⑤落ちたころを見計らって、布にベンジンを染み込ませ、汚れを拭き取ると同時にぼかします。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/3e/64/j/o0450033812347727265.jpg?caw=800)
↑これまでの作業を素早く一気にしてしまうのが上手くできるコツだそうです![ひらめき電球](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
⑥乾燥は自然乾燥。ドライヤーをつかう時は冷風をぼかし際から中心に向かって当てます。
ドライヤーのスイッチはベンジンのガスより高い位置で![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/94/d1/j/o0450033812347731112.jpg?caw=800)
汚れていないようでも袖口は汚れているもののようです。
私は時間があるときにまとめて袖口の汚れ落としをしています。
ここでも、たっぷりとベンジンをつかいます。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/ef/38/j/o0220016512347740843.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/56/26/j/o0220016512347739877.jpg?caw=800)
プロによる手つきはこんな感じ。惜しみなくベンジンで濡らしているのがわかります。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/54/71/j/o0450033712347744564.jpg?caw=800)
やはり手つきが違いますね\(゜□゜)/
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/12/wingofkimera/0a/ac/j/o0450033712347744565.jpg?caw=800)
日常着るものぐらいは失敗しながらもやはり自分でできるようになりたいと思っておりますので、
今回実地研修させていただいたことは大変勉強になりました。
プロの手つきだけでなく、作業の導線の重要さは眼から鱗でした(ノ゚ο゚)ノ
きものを1度着用しただけで、悉皆屋さんにお願いするのはもったいない気がして、ついつい
自分でやろうとチャレンジしてしまうのですが、色無地や無地場の多いきものはムラになったり
スレができると目立ちますので、プロの手にお任せしたいです![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
私は絣の紬や文様がある小紋が大好きで良く着ていますが、お手入れの面でも万が一失敗
しても目立ちにくいので、気軽に着られるという利点もあります![合格](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
日常着るものぐらいは失敗しながらでも、やはり自分でできるようになりたいですね。
年内に自分でできるきもののお手入れは終わらせて、新しい年を迎えなくては。
実地研修のご指導をくださいました、染色補正師の森本景一さん、染色補正森本の皆さま、
本当にありがとうございましたm(_ _ )m
毎日欠かさず更新しておりますが、日々の覚書ときもの関連レポートが追いつかない
状況がつづいております。
「ご質問にお答えします!」のコーナーは適宜とさせていただきますm(_ _ )m
![きもの カンタービレ♪ Facebookページ](https://stat.ameba.jp/user_images/20131014/19/wingofkimera/c9/1e/p/t01820058_0182005812716080086.png?caw=800)
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【質問】
毎日きもので生活していたら汚れますよね。お手入れはどうされているのですか?
【答】
ファンデーションのシミや袖口の汚れはリグロインをつかって自分で落としています。
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リグロイン 500ML 【HTRC3】
外出先での応急処置としては、食べこぼしは乾いた手ぬぐいで摘まみ取ります。
飲み物は手ぬぐいで吸い取るように抑えます。
日常着の紬や小紋は、その後は水性のシミは汗抜きの要領で水を含ませ汚れを
吸い取る方法で、こちら。油性のシミはリグロインをつかっています。
訪問着や色無地(ムラになったりスレた場合に目立つきもの)は悉皆屋さんにお任せしています。
少しでもシミを薄くしておいたほうが、後に専門店へ持ち込んだ際に安く仕上がるのでは?
という考えは間違い!だそうです。一気に落としきれず残ったシミは繊維に染まり込むため
落としにくくなるのだそう。擦りすぎると生地も痛めます。
とはいっても、きもの生活をしているとちょっとした汚れはしょっちゅうなのです(x_x;)
その度に悉皆屋さんにお世話になっていては、きものを着ることに臆病になってしまいます
ので、勉強だと思って色々と試しています。もちろん失敗することもあります(=◇=;)
![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
少しでも失敗を減らすために、きものドクターである染色補正師の森本景一さんのもとへ
実地研修にφ(.. ) 9月初旬の残暑厳しい京都なので夏物の琉球壁上布を着ています。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/11/wingofkimera/80/50/j/o0450033812347639916.jpg?caw=800)
【衿についたファンデーションの落とし方】
※実地研修と森本さんよりいただいた資料を元にまとめていますφ(.. )
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121226/11/wingofkimera/3e/31/j/o0450033712347660252.jpg?caw=800)
ベンジン、晒し木綿、巻き藁(ベンジン用ブラシ) を用意。
※私は家では前述のリグロインとガーゼタオルで代用、巻き藁のブラシをつかっています。
amazonでは馬の毛でつくられた似たようなブラシはあったのですが、生地が傷まないか
どうかはつかってみないとわからないのでご紹介は控えます。
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◎ベンジン(リグロイン)の使用についての注意事項
ベンジン(リグロイン)は引火性が高く火災の危険が伴います。火気厳禁です。
ベンジン(リグロイン)での作業は気化したガスが発生するので必ず窓を開けて。
ガスは空気より重く床を這って流れます。上に設置された換気扇だけでは意味がありません。
作業中の静電気も危険なのだそうです!化繊の衣類は避けたほうが良いです。
電気のスイッチやコンセントからでる火花にも要注意!アイロンは遠ざけておきましょう。
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悉皆補正師の森本さんは、悉皆業者用のベンジンをつかっていらっしゃいます。
①布にたっぷりとベンジンを染み込ませます。
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②たっぷり染み込ませた布で衿を濡らします。衿の四角い形いっぱいにぼすのがポイント
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③巻き藁のブラシにたっぷりとベンジンを染み込ませます。
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④きものを机と身体に挟んでのばした状態で、衿の形に添って縦方向にブラッシングします。
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⑤落ちたころを見計らって、布にベンジンを染み込ませ、汚れを拭き取ると同時にぼかします。
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↑これまでの作業を素早く一気にしてしまうのが上手くできるコツだそうです
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⑥乾燥は自然乾燥。ドライヤーをつかう時は冷風をぼかし際から中心に向かって当てます。
ドライヤーのスイッチはベンジンのガスより高い位置で
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汚れていないようでも袖口は汚れているもののようです。
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ここでも、たっぷりとベンジンをつかいます。
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プロによる手つきはこんな感じ。惜しみなくベンジンで濡らしているのがわかります。
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やはり手つきが違いますね\(゜□゜)/
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本当にありがとうございましたm(_ _ )m
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