今期は美術展が充実していて幸せな秋でしたが、予定の半分ぐらいしか行けませんでした。
来年も楽しみにしている美術展がつづくので、きもの好きな方に興味をもっていただけそう
なものは、できるだけ早めにレポしたいと思います。

「気ままにアートめぐり~印象派、エコール・ド・パリと20世紀美術~」展を鑑賞に
ブリヂストン美術館へサーチ (~12月24日まで)
きもの カンタービレ♪

ブリヂストン美術館は、創業者の石橋正二郎が収集した美術品を「コレクションを自分一人
だけで愛蔵するよりも、多くの人に見せるため美術館を作り、文化の進歩に尽したい」と公開
する目的で開設されました。リヒテンシュタインに通じるものがありますね!
印象派を中心とするフランス19世紀絵画とエコール・ド・パリの絵画が中心ですが、日本の
近代洋画のコレクションも素晴らしいです。
何かと比べられる、このお二人の絵にも再び出会えました。

藤島武二の「黒扇」
扇や纏っている布の筆跡は大胆な感じを受けますが、肌は柔らかく表情がゆったりしていて
好きな絵ですドキドキ
きもの カンタービレ♪

岡田三郎助の「夫人像」
鼓を打つ立兵庫と呼ばれる髷を結った女性のモデルは三越呉服店の経営に関わり茶人として
知られた高橋義雄(箒庵)の妻の千代子。高橋は重役として三越呉服店の近代化に取り組み、
伝統的な文様の現代的復活を考え、特に元禄小袖の文様に絞り込んだ企画をたてます。
その要望に応えた洋画家が岡田三郎助。この作品は三越呉服店のポスターの原画として用いられ、
日本中にこのきものの図柄が流布されることになったのだそうです。
竹内栖鳳と髙島屋のような関係だったのかもしれませんね。詳細はこちら
きもの カンタービレ♪

印象派から後期印象派の近現代の絵画の流れを、本物を鑑賞しつつ実感できる展覧会です。
ブリヂストン美術館はこの流れをキッチリと伝道する役割を担っているのですねえ。
私立美術館で所蔵品のみでできるというのがスゴイ。

ブリヂストン美術館のティールーム『Georgette』コーヒー
おもてなしが行き届いている、私お気に入りのカフェです。
ルノワール『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』が名前の由来となっています。
今展示会では、この絵も展示されていますので要チェックビックリマーク
きもの カンタービレ♪

店内にはフレスコ画。家具はカッシーナです。
きもの カンタービレ♪

紅茶はベノア社にスペシャルオーダーしたジョルジェットオリジナルのベルガモットオレンジティー。
焼きたてのスコーンに添えられたサラダも美味ドキドキ
きもの カンタービレ♪

銀座のブランドショップのイルミネーションが面白い♪
きもの カンタービレ♪
カルティエのこのセンスはとっても良いと思いました合格 実際にお客様の入りもよろしいようで。
きもの カンタービレ♪
ブルガリでは「イタリア至高の輝き」展が開催中。時間がなくて見れませんでしたが、
近日中に行きたいです~。
きもの カンタービレ♪
ミキモトはツリーにパールのネックレスがかかっていましたひらめき電球
きもの カンタービレ♪
ツリーの足元には、ライトアップされた人形が、パールの指輪を持っていたりします。
きもの カンタービレ♪

【12月20日の装い】
菱に万寿菊の型絵染め小紋に抽象柄の川島織物の織なごや帯をコーディネート
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
帯あげは加藤萬の縮緬の無地、帯〆は龍工房
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
ビーズ刺繍のバッグはジャマン•ピュエッシュ、ぞうりは神田胡蝶
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
今年は残暑から一気に冬になってしまったので、道行と羽織をほとんど着ることがないまま
カシミアのコートになっていますね。夜のお出かけは、ガッチリ衿周りを防寒します!
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

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