天龍寺塔頭 宝厳院の書院にてカメラ
きもの カンタービレ♪

京都でも屈指の紅葉の名所、嵐山天龍寺塔頭寺院の宝厳院の早朝の紅葉の参道ですもみじ
山門入口とは反対方向にあり帰りにここを歩いて出口に向かう順路になっています。
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この時季は大混雑で人が列をなしこんな光景はまずないのですが、早朝は奇麗に掃き
清められ誰もいません。開門前の特別拝観だから撮ることができた写真です(≧▽≦)ドキドキ
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苔に散る紅葉も美しい~キラキラ
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宝厳院は1461年(寛正2年)室町幕府管領であった細川頼之公の財をもって、天龍寺開山
夢窓国師より三世の法孫にあたる聖仲永光禅師を開山に迎えて創建されました。
応仁の乱によって消失し後に再興されます。現在の地に移転したのは2002年(平成14年)
と新しいです。庭園は「獅子吼(ししく)の庭」と呼ばれる借景回遊式庭園となっています。
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まだ新しい本堂は2008年(平成20年)に建てられたばかりのもの。
この中でご住職のお話を拝聴いたしました。本堂での撮影は禁止ですので、いただいた
パンフレットと絵葉書からの転載許可をいただいております。
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本堂襖絵は壁画製作で著名な洋画家の田村能里子さんが描いた「風河燦燦三三自在」と
題された58面60mにわたるもの。洋画はお寺の襖絵としてとっても珍しいです目

田村さんが描かれた中国・西安にある唐華賓館の壁画「二都花宴図」を見たご住職さま
が西安で田村さんに偶然出会ったとき、直接依頼したとのことでした。 
田村画伯は油絵の洋画家ですが、襖を開け閉めすると凹凸のある油絵は擦れてしまうので
麻布キャンパス地にアクリル絵の具で描いてもらったのだそう。

「観音経」の経中に観音菩薩は三十三身に身を変えてこの苦の世界を救われたとあるそうで、
描かれた老若男女は観音様の化身なのだそうです。
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「タムラレッド」といわれる独特の赤が印象的ビックリマーク
本堂の三つの間の襖絵は朝、昼、夜と描かれています。
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襖の引き手がとっても可愛い~ドキドキ こちらも田村さんのデザインによるもの。
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日頃は公開していないけれど書院からの紅葉が一番美しいとの事でご案内くださいました。
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素晴らしい~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
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本堂からつながっている書院は大正時代の建物。宝厳院が現在地に移転する前から
あった別荘建築で本堂ができるまでの間の仮本堂としていたのだそう。当初は取り壊す
予定だったそうですが、建造物としての価値が認められ保存されたとのことでした。
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「獅子吼の庭」を散策してみましょう。
獅子吼とは「仏が説法する」の意味とのこと。庭園内を散策し、鳥の声、風の音を聴く
ことによって人生の真理、正道を肌で感じることが「無言の説法」なのだそう。
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紅葉の参道を通って帰ります。
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入口には開門を待つ大勢の方が( ̄□ ̄;)!!
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とても貴重な機会をいただきました。ありがとうございましたm(_ _ )m

錦秋の京都レポ、まだまだつづきます。
つぎは、あまり知られていない穴場の紅葉の名所です(^-^)/

会期終了が迫った見たい展覧会がたくさんなのに、とうとう風邪でダウン(x_x;)
喘息を併発しないように今週末に供えて養生させていただきます。
風邪流行っているようですね。皆さまもご自愛くださいませm(_ _ )m


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