2012年きもの学のつづきです(^-^)/

受講生有志による打ち上げが行われた京都センチュリーホテルにてカメラ
受講生といっても、織物会社の社長、刺繍の伝統工芸師、染匠、和裁師、きもの学院の院長
など、プロ中のプロの方ばかりなのでいろいろと勉強になります~。
きもの カンタービレ♪
こちら駅前の穴場ホテルです。お食事も美味しかった♪
幹事の方の心配りに感心しきり!ありがとうございました。
きもの カンタービレ♪

講義レポのつづきです(^-^)/

悉皆業の橋村幸商店の橋村彰太さんとカメラ
きもの学の中でも一番質問も多く、皆さま興味津々だったように思います。
きもの カンタービレ♪
悉皆の歴史からきものの加工法、お手入れの仕方など。
浸染、しごき染(写し糊)、引き染のメリットとデメリットのお話はとてもわかりやすかったビックリマーク
とても丁寧な仕事をされていることが窺えるお話でした。

京ごふくの老舗 えり善の取締役 商品部長の伊藤廣明さん。
京都のえり善さん、以前はよくお世話になってました。担当だった方が引退されてから、
すっかりご無沙汰しておりますし、「きものカンタービレ♪」ではきものの購入先の明記は
していないので、私のことは認識していらっしゃらないだろうと思っていたのですが、
伊藤さんはちゃんとご存知でいらっしゃいました。あららららら…。
またお世話になりますので、よろしくお願いいたします。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
素材や形状・構図・技法・産地の違い、その特性についてお話しくださいました。

きもの学やきもの文化検定1級対策セミナーの講師としておなじみのお二人。
染織技術研究家の生谷吉男先生と京都伝統産業交流センターの八田誠治先生。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
生谷先生は、染色技法の概要と特長、手描友禅と型友禅の製作工程やインクジェット染色法
の特質の解説を。
八田先生は、先染織物と後染織物の工程の違い、先染きものの制作工程、紋織物である
帯の制作工程と特徴について。
きもの文化検定1級に必要な専門的な知識は、この二人の先生のお話が道標となって
得ることができたような気がします。はじめてきもの学でお聞きしたときは何のことやら
わからなかったお話も、今ではすんなり理解できてちょっと嬉しかったです。

清田先生がインタビュアーとして対談形式で行われた、秦流舎の野中健二さんのお話。
きもの カンタービレ♪
秦流舎さんは御召の機屋さん。昭和40年のお召の最盛期には“ガチャ万”といわれるほど、
売り上げがあったのだそうです。時代の転換期にも消費者が求めるきものを見極めて常に
時代にあった新しいスタイルのきものを生みだされています。

お召は縮むのか?、縮むお召はどういうものだったのか?
具体的にご説明くださり勉強になりましたビックリマーク

上七軒で弓月というお店もされています。お茶屋さんが営まれていた京町家の建物を
改装されたのだそう。私はお召の身体に沿う感じや落ち感が大好きで、私は本塩沢をよく
着ていますが、西陣お召も近いうちに是非。弓月さんにもぜひお伺いしたいです。

今回ご紹介されたのは、“でにむどす”というデニム素材のきもの。
もっと、きものを着てもらえるために毎日着れるきもの、洗えるきものを考えてつくられています。
触らせていただきましたが、思っていたよりも柔らかくて着心地も良さそうです。
ただ、落ち感はないので、スリムな方でないと着こなしは難しいと思います。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

今まで事細かにレポさせていただいてきた「きもの学」ですが、『きものカンタービレ♪』を
見てくださる方の要望にはお答えしたいと思いつつも、色々と思うところもありまして…。
今回はザックリしたかたちでまとめさせていただきました。

京都学園大学の清水宏一先生はじめ、講師の先生方、ありがとうございましたm(_ _ )m
また来年もよろしくお願いいたします!


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