伊勢神宮レポのつづきです(^-^)/

“お伊勢さん”と親しみを込めて言われる伊勢神宮の正式名称は単に“神宮”。
内宮(皇大神宮)には皇室の御祖先の神である太陽を神格化した天照大御神が祀られ、
外宮(豊受大神宮)には衣食住の守り神である豊受大御神が祀れています。
神宮とはこの2つの御正宮を含む、別宮、摂社、末社、所管社を含めた125の総称のことです。

お伊勢参りは、外宮から内宮へ参拝するのがしきたりです。神宮の祭儀も外宮先祭といい、
外宮から行われるのだそうです。伊勢研修旅行もまずは外宮参拝からはじまります。

外宮表参道の第一鳥居にてカメラ
きもの カンタービレ♪

参拝の前に、まずは腹ごしらえ。外宮の衛士の方におすすめされた、生しらす丼を割り箸
きもの カンタービレ♪
酢みそでいただいたのですが、これがとっても美味しかったですビックリマーク
荷物になるので帰りに買って帰ろうかしら…と思っていたのに忘れました汗
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

お隣の赤福外宮前特設店へお茶
何と、この日(10月1日)がオープンだったのだそうですヽ(゚◇゚ )ノ
お伊勢参りは、外宮→内宮がしきたりのため、お土産で買われる方は内宮参拝の後になって
しまうので、今まで外宮にお店はなかったそうですが、休憩処としてとってもありがたいですドキドキ
きもの カンタービレ♪
冷やしぜんざいをいただきました(~8日まで)
10月とは思えない暑さだったので、冷たいものは食べない私にも美味しかったですラブラブ
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

再び、外宮へ五十鈴神社 ここからは、神宮司庁の方がご案内くださいました。
ご説明していただいたお話を織り交ぜながらザックリとですが、ご紹介したいと思います。

外宮の入り口、火除橋です。ここを渡ると外宮の神域に入ります。
きもの カンタービレ♪
手水舎(てみずしゃ)。お参りの前に清めます。
きもの カンタービレ♪

第一鳥居をくぐります。
外宮は左側通行で手水舎のある側を歩きます。真ん中は神様の通り道なのだそうです。
きもの カンタービレ♪
奥に進んでいくと右手にあるのは、外宮斎館。
祭儀のときに、宮司さまがおこもりをして穢れを避けて身を清める場所です。30~40の
部屋数があり、祭儀に関わる150名の方がおこもりされ、畳み半畳のスペースで衣冠束帯
を身につけるのだそうです。
行在所といわれる、天皇陛下と天皇陛下の勅使の方のみがつかう場所もこちらにあります。
年3回ほど勅使の方がおつかいになられるそうで、今月は神嘗祭(にいなめさい)のために
外宮には15日にお入りになられます。
きもの カンタービレ♪
第二鳥居をくぐります。
きもの カンタービレ♪
右手には神楽殿があります。
きもの カンタービレ♪

右手前が九丈殿。摂社末社の祭儀が行われるところ。
奥正面が五丈殿。遷宮の饗応の膳の儀式が行われるところ。
前の石が敷き詰められたところが大庭。遷宮の装束でつかった木綿(ゆう)を儀式が終わると
大庭の左にある榊の枝にかけたのだそう。
きもの カンタービレ♪

御正宮です。天照大御神のお食事を司る豊受大御神が祀られています。
今から約1500年前に雄略天皇の夢に天照大御神が現れ、丹波国舞鶴の豊受大御神を
呼び寄せるようにとのご神託があり、天照大御神の内宮のご鎮座から481年後にこの地に
迎えられ外宮にご鎮座されたのだそう。
きもの カンタービレ♪
御垣内参拝です。※写真はありません。
伊勢では御垣内はもちろんですが、宮の扉に向かってレンズを向けるのはよくないことと
されているので、写真少なめとなっておりますm(_ _ )m

御垣内参拝は、御垣内に入る前に南宿衛屋の前にて宮司さまにお祓いをしていただきます。
左から周り蕃塀から外玉垣南御門内へ入り、中重(なかのえ)の鳥居前にて
ご参拝させていただきました。
お祓いにつかわれた御塩や土器は伊勢神宮のためだけにつくられているもの。
一度つかった後は、土に戻すのだそうです。

神宮の中の緑の森の澄んだ空気とはまた違う、ピーンと張ったような石質のような空気感
でした。距離は隔てられていないのに音が感じられない不思議な感覚。
その感覚に浸っていて、お願い事はできたようなできなかったような…。
でも十分なパワーをいただきました!!

敷き詰められた石で、祭主の池田厚子さま、臨時祭主の黒田清子さまの御着座の場所
が決まっているのだそうです。勅使、随員の着座の場所も決められています。

参拝の後、外宮御正宮の右奥にある御饌殿にて毎日朝夕の2回行われている
“日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)”の説明がありました。
※後の講演レポで詳しく書きます。

神殿の造りは弥生時代の穀倉が原型となっている唯一神明造りといわれるもの。
柱を土に埋め込んで建てる掘立式(ほったてしき)。千木(ちぎ)という屋根を飾るV字になって
る木の切り口が外宮は外削になっているのが特徴。屋根の上の鰹木といわれる鰹のような形
の木は重しの役目をしていて、1本600kgあり、外宮は9本つかわれています。
きもの カンタービレ♪

別宮に向かいます。外宮には4カ所の別宮があります。
きもの カンタービレ♪
亀石といわれる1枚岩の橋を渡って突き当たると98段の石段があり、上ると多賀宮があります。
きもの カンタービレ♪
多賀宮には鳥居がありませんでした。高いところにあるからかしら?
豊受大御神荒魂(とようけのおおみかみのあらみたま)が祀られています。
すでに遷宮の新しい宮の建設が新御敷地内にて進んでいました。
きもの カンタービレ♪
土宮の隣の新御敷地。
土宮には地主の神である大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)が祀られています。
きもの カンタービレ♪
風宮には級長津彦命と級長戸辺命(しなつひこのみこと、しなとべのみこと)が祀られています。
元寇の時、神風を起こした神様です。
きもの カンタービレ♪

御池を亀石で渡ったところ。ここの光がとっても心地よかったです。
きもの カンタービレ♪

この後は、第62回神宮式年遷宮を期して建てられた、せんぐう館へ目

伊勢神宮レポ、まだまだつづきます('-^*)/


きもの カンタービレ♪ Facebookページ