式年遷宮(しきねんせんぐう)とは、20年に1度、宮処(御敷地)を改め、内宮(皇大神宮)・
外宮(豊受大神宮)の二つの御正宮を造り替えて、大御神に新殿にお遷りいただく儀式のことです。
14の別宮の社殿も造り替えられ神座を遷します。宝殿外幣殿、鳥居、御垣、御饌殿など
計65棟の殿舎の他に装束・神宝、宇治橋なども造り替えられます。
そして今、伊勢神宮では第62回神宮式年遷宮の行事が行われています。
2013年(平成25年)の式年遷宮の中核をなす祭儀である遷御を前に、新しい宮が建設中。
その前後を見よう!という試みの有職文化研究所の伊勢研修旅行に参加させていただきました。
内宮の五十鈴川の御手洗場にて![カメラ](https://emoji.ameba.jp/img/user/nw/nwn-nwn/830367.gif)
出発前の記事でも少しだけ触れましたが、今回は特別参拝(御垣内参拝と御神楽奉納)
ということで、事前にいただいた案内状に服装規定があったのですが、きものの場合は
何を着ていったらいいものなのか…。
しかも日程が、10月1日は外宮の御垣内参拝、2日は内宮にて御神楽奉納と御垣内参拝。
衣替えの着用ルールですと、10月1日は袷に変わる節目の日です。しかし暑い…![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
日常着は着やすさを重視して暑いときは年中単衣で過ごす私ですが、冠婚葬祭やお茶会は
できるだけしきたりに従った方が良いと思っています。(あくまでもmustではなくbetterの話)
きものについて、まだまだ勉強中の身としては尚更でしょうか…。
日常をお洋服で過ごされる方は、きものを着ることが非日常であり特別なことだったりするかも
しれませんが、きもの生活していると、きものを着ていることは当たり前になってしまうので、
きちんと節目をつけたほうが、有耶無耶にならずメリハリがあって良いように思っているのです。
これはきものが日常着であった一昔前の感覚なのかもしれません…。
しかしよりによって、10月1日は台風17号が本土上陸の日といわれていました( ̄□ ̄;)!!
参拝では傘をさすこともおそらくできない
…と思って、ずぶ濡れになっても惜しくない
(本当は惜しいですが…)単衣の小紋で行くことを考えていましたが、木村孝先生から
「伊勢神宮の特別参拝には紋付のほうが相応しいですよ」とのアドバイスをいただき、
雨でとんでもない事態になっても、汗でぐだぐだになっても、きっと悉皆屋さんに何とかして
もらえると信じて…、覚悟を決めました![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
夫の「そのための紋付色無地や訪問着なんだから、着ないなら必要がないもの。着てダメに
なってしまったら仕方がない。また揃えればいい」という言葉にも後押しされました。
台風は予想よりも早く通過してくれたので、(助かりました!)台風一過の晴天だったのですが、
とにかくこの日は10月とは思えないほど暑かった(x_x;)![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
雨風でずぶ濡れになることはありませんでしたが、汗だくだくで自分が倒れそうでした。
気力で持ちこたえましたが、参拝の後は速攻で単衣の小紋に着替えました。
【10月1日の伊勢神宮外宮の御垣内参拝の装い】
珊瑚色の一つ紋付色無地に七宝の織なごや帯をコーディネート。
このなごや帯は比翼付きで仕立ててあるので、一見二重太鼓のように見える優れもの![合格](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
七宝文様は合わせやすいので、早朝のお茶会や旅先の準礼装などで活躍しています。
松竹梅のバッグはかづら清老舗、ぞうりは四谷•三栄
準礼装では帯付き姿では歩かないもの…といわれているので、紗合わせの道行を。
塵よけ汚れ防止になりますが、これを着ていて汗をかいてしまったら、お手入れが大変なの
で、あまり着用しませんでした。
【10月2日の御神楽奉納と御垣内参拝の装い】
千總の橘に貝桶文様の一つ紋付訪問着に七宝文様の織なごや帯をコーディネート。
いかにも千總らしい訪問着ですが、派手すぎず上品でとても気に入っています。
帯あげは加藤萬の松文様の絞り、帯〆は龍工房
この訪問着にも七宝文様の比翼仕立ての織なごや帯をあわせています。
炎天下の中歩き回り汗だくだったのですが、袋帯だとさらに辛かったと思います。
バッグはかづら清老舗、ぞうりは四谷•三栄
紗合わせの道行を羽織るとこんな感じになります。
台風でビショビショの事態は免れましたが、今後もどうしても紋付のきものを着なければ
ならないことがあるかもしれないと想定すると、やはり水に濡れても縮まない、シミにもならない、
どんなに汗をかいても洗濯機でジャブジャブ洗えるような化繊の紋付のきものがあった方が
いいのかしら…と、考えてしまいますが、よっぽどのことがない限りは着ないような…![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
2年後のご遷宮Afterの伊勢研修旅行での特別参拝用に揃えておくかどうするかな(゚_゚i)
伊勢神宮レポ、つづきます('-^*)/
外宮(豊受大神宮)の二つの御正宮を造り替えて、大御神に新殿にお遷りいただく儀式のことです。
14の別宮の社殿も造り替えられ神座を遷します。宝殿外幣殿、鳥居、御垣、御饌殿など
計65棟の殿舎の他に装束・神宝、宇治橋なども造り替えられます。
そして今、伊勢神宮では第62回神宮式年遷宮の行事が行われています。
2013年(平成25年)の式年遷宮の中核をなす祭儀である遷御を前に、新しい宮が建設中。
その前後を見よう!という試みの有職文化研究所の伊勢研修旅行に参加させていただきました。
内宮の五十鈴川の御手洗場にて
![カメラ](https://emoji.ameba.jp/img/user/nw/nwn-nwn/830367.gif)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/19/wingofkimera/97/e4/j/o0450033812218779076.jpg?caw=800)
出発前の記事でも少しだけ触れましたが、今回は特別参拝(御垣内参拝と御神楽奉納)
ということで、事前にいただいた案内状に服装規定があったのですが、きものの場合は
何を着ていったらいいものなのか…。
しかも日程が、10月1日は外宮の御垣内参拝、2日は内宮にて御神楽奉納と御垣内参拝。
衣替えの着用ルールですと、10月1日は袷に変わる節目の日です。しかし暑い…
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
日常着は着やすさを重視して暑いときは年中単衣で過ごす私ですが、冠婚葬祭やお茶会は
できるだけしきたりに従った方が良いと思っています。(あくまでもmustではなくbetterの話)
きものについて、まだまだ勉強中の身としては尚更でしょうか…。
日常をお洋服で過ごされる方は、きものを着ることが非日常であり特別なことだったりするかも
しれませんが、きもの生活していると、きものを着ていることは当たり前になってしまうので、
きちんと節目をつけたほうが、有耶無耶にならずメリハリがあって良いように思っているのです。
これはきものが日常着であった一昔前の感覚なのかもしれません…。
しかしよりによって、10月1日は台風17号が本土上陸の日といわれていました( ̄□ ̄;)!!
参拝では傘をさすこともおそらくできない
![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
(本当は惜しいですが…)単衣の小紋で行くことを考えていましたが、木村孝先生から
「伊勢神宮の特別参拝には紋付のほうが相応しいですよ」とのアドバイスをいただき、
雨でとんでもない事態になっても、汗でぐだぐだになっても、きっと悉皆屋さんに何とかして
もらえると信じて…、覚悟を決めました
![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
夫の「そのための紋付色無地や訪問着なんだから、着ないなら必要がないもの。着てダメに
なってしまったら仕方がない。また揃えればいい」という言葉にも後押しされました。
台風は予想よりも早く通過してくれたので、(助かりました!)台風一過の晴天だったのですが、
とにかくこの日は10月とは思えないほど暑かった(x_x;)
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
雨風でずぶ濡れになることはありませんでしたが、汗だくだくで自分が倒れそうでした。
気力で持ちこたえましたが、参拝の後は速攻で単衣の小紋に着替えました。
【10月1日の伊勢神宮外宮の御垣内参拝の装い】
珊瑚色の一つ紋付色無地に七宝の織なごや帯をコーディネート。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/22/wingofkimera/ba/23/j/o0220029412219180318.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/22/wingofkimera/13/f4/j/o0221029412219182398.jpg?caw=800)
このなごや帯は比翼付きで仕立ててあるので、一見二重太鼓のように見える優れもの
![合格](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
七宝文様は合わせやすいので、早朝のお茶会や旅先の準礼装などで活躍しています。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/22/wingofkimera/66/e9/j/o0220016612219191513.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/22/wingofkimera/b7/4d/j/o0220016712219191511.jpg?caw=800)
松竹梅のバッグはかづら清老舗、ぞうりは四谷•三栄
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/22/wingofkimera/4b/6d/j/o0220016612219191512.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/22/wingofkimera/ff/f4/j/o0220016512219191514.jpg?caw=800)
準礼装では帯付き姿では歩かないもの…といわれているので、紗合わせの道行を。
塵よけ汚れ防止になりますが、これを着ていて汗をかいてしまったら、お手入れが大変なの
で、あまり着用しませんでした。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/21/wingofkimera/94/59/j/o0222029412218988563.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/21/wingofkimera/cb/e1/j/o0220029412218987672.jpg?caw=800)
【10月2日の御神楽奉納と御垣内参拝の装い】
千總の橘に貝桶文様の一つ紋付訪問着に七宝文様の織なごや帯をコーディネート。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/8e/89/j/o0221029412219213901.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/32/4b/j/o0221029412219213902.jpg?caw=800)
いかにも千總らしい訪問着ですが、派手すぎず上品でとても気に入っています。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/1f/5a/j/o0221029412219286650.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/c1/45/j/o0221029412219286649.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/cb/97/j/o0221029412219226970.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/7f/1e/j/o0220029412219222507.jpg?caw=800)
帯あげは加藤萬の松文様の絞り、帯〆は龍工房
この訪問着にも七宝文様の比翼仕立ての織なごや帯をあわせています。
炎天下の中歩き回り汗だくだったのですが、袋帯だとさらに辛かったと思います。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/73/0d/j/o0220016612219239686.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/09/da/j/o0220016712219239687.jpg?caw=800)
バッグはかづら清老舗、ぞうりは四谷•三栄
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/af/38/j/o0220016212219237133.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/33/ab/j/o0220016412219237134.jpg?caw=800)
紗合わせの道行を羽織るとこんな感じになります。
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20120930/13/wingofkimera/8c/0e/j/o0221029412213038904.jpg?caw=800)
![きもの カンタービレ♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20121003/23/wingofkimera/77/2e/j/o0221029412219254922.jpg?caw=800)
台風でビショビショの事態は免れましたが、今後もどうしても紋付のきものを着なければ
ならないことがあるかもしれないと想定すると、やはり水に濡れても縮まない、シミにもならない、
どんなに汗をかいても洗濯機でジャブジャブ洗えるような化繊の紋付のきものがあった方が
いいのかしら…と、考えてしまいますが、よっぽどのことがない限りは着ないような…
![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
2年後のご遷宮Afterの伊勢研修旅行での特別参拝用に揃えておくかどうするかな(゚_゚i)
伊勢神宮レポ、つづきます('-^*)/
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