いつか欲しい!と思っているきものはたくさんありますが、その中でも特にと厳選すると
なるとやはり大羊居さんの訪問着でしょうか。

友禅染めと日本刺繍を駆使し、独自の感性でつくられている芸術作品といっていいもの。
世界にひとつしかない1点ものです。

大羊居は大彦と縁戚関係にあります。詳細はこちら に。
もともと私は大彦のきものの大ファンで、少しずつですが集めていました。
ですが、大彦は新作をつくられていないのだそうです(_ _。)

となるとやはり大羊居でしょう!

大羊居さんは古典柄だけでなく外国の風景などの意匠も多いのですが、モダンで独特の
色づかい、繊細な刺繍、そしてそれらを生かした大胆な構図の作品なのです。

高島屋さんの上品会は貴重な大羊居の作品を見ることができる貴重な会なので、毎回
楽しみにいたしておりますが、今回は外商お得意様のみ特別ご招待の秋の貴品会にて
新作が発表されるということで、お誘いいただきじっくり見せていただきました目
きもの カンタービレ♪

高島屋外商部創設90周年を記念してつくられた千總の手描き京友禅本金箔振袖
と160亀甲の本場結城紬
きもの カンタービレ♪
友禅、刺繍、箔、絞りの技法を駆使した究極の逸品ですビックリマーク
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

こちらも千總の茶屋染め訪問着。
茶屋染は江戸初期の寛文頃に発明された染めの技法です。本来は麻に染められ茶屋辻
(辻は帷子すなわち麻のきもののこと)といわれた意匠ですが、現在は絹に染められ
準礼装の訪問着にみられます。茶屋の語源は茶屋四郎次郎が考案したといわれて
いますが、諸説ありです。
きもの カンタービレ♪

大羊居の訪問着がズラリと衣桁に掛けられていましたヽ(゚◇゚ )ノ
きもの カンタービレ♪
染と繍の技術が結集された作品キラキラ
海外の方に喜んでいただけそうな、日本らしいザ京都の装いを誂えたいなあと思って
おりましたが、意匠は洋でも日本の技術を駆使されたきもののほうがいいかな…。
価格設定としてはお安いぐらいだと思いますが、無い袖は振れない私の懐事情が問題(_ _。)汗
きもの カンタービレ♪
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美術品として海外にコレクターもいるそうですが、この空間美はきものとして纏ってこそ
より生かされると思います!
きもの カンタービレ♪

左◇モダンな西洋絵画にリボンが美しく柔らかい印象の逸品
右◇古典柄の宝尽くしもとても洗練されたものに
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
後姿の意匠にも凝っています!
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

左◇松竹梅に鶴の吉祥文様。鶴がとても可愛らしく描かれています
右◇鳳凰の羽に細かく刺繍が施されているのが立体感ある印象に
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
こちらも後姿も素晴らしい!
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

こちらは、日本画家の手塚雄二さんと大羊居の作品。
昔、京都画壇の巨匠がきものの意匠を描いた時代がありましたが、それを彷彿とさせます。
きもの カンタービレ♪
こちらの図案が大羊居の技術によって再現されています。
きもの カンタービレ♪

見えにくいですが、月夜の夜桜の意匠の訪問着。着用するとより素敵かも。
きもの カンタービレ♪

そして大羊居にあわせるなら、やはり龍村の帯でしょうビックリマーク
きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪
お願いしている帯があるので、今回は見るだけです(゚ー゚;
自分のワードローブの大彦にはやはり龍村さんの帯があいますビックリマーク
きもの カンタービレ♪

龍村錦帯といえば、やはり思い浮かぶのはこちらビックリマーク初代龍村平藏が昭和13年に発表した
とされる威毛錦(おどしげにしき)です。
鎧(よろい)は小札(こざね)という短冊状の板を少しずつ重ねて連結してつくられていますが、
それを色糸やなめし革でつなぎ合わせることを威す(おどす)といい、つかわれる色糸を
威毛(おどしげ)といいます。
連結させることを緒を通す、すなわち緒通す→おどおす→威すとなったのだそう。
実際にはこんなに美しい配色の威毛の鎧はありませんが、多彩な色づかいがされていること
で、きものにあわせやすく重宝する帯です。
とくに白と黒。藤色は母が所有していますがあわせにくい。
きもの カンタービレ♪
似たようなものは様々な織屋さんからでていますが(私も持っています…)、やはりこちらが
欲しいなあ。。。あの鶴の刺繍の訪問着にあいそうひらめき電球
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

眼の保養を充分にさせていただきました(≧▽≦)
ついつい手頃なものに手をだしてしまうのですが、やはり大羊居と龍村、素晴らしいですビックリマーク
お仕立てに出している訪問着が何枚かあるので当分は無理ですが…、遠くない将来に♪
きもの カンタービレ♪

お茶は混雑している帝国ホテルから移動して、グッチカフェへコーヒー
きもの カンタービレ♪
カーペットにもグッチのロゴが入ってます。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

※貴品会での撮影及び『きものカンタービレ♪』への掲載を高島屋さんより許可いただいております。
この会の撮影許可は通常いただけないのですが、ご配慮いただきました。
ありがとうございましたm(_ _ )m


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