きもの学の休講日、貴船&鞍馬に行こうか宇治平等院に行こうか考えていたのですが、
きもの学会の先輩方にお誘いいただき丹後まで行ってまいりました。

京都から特急はしたてで福知山まで70分です電車 
きもの カンタービレ♪

そこからは牛田織物の牛田会長さまのご案内で丹後巡り車
牛田織物さまについては東大寺奉納絹 天平聖武絹作品展/丹後赤絁(あしぎぬ)にて
ご紹介しています(^-^)/

丹後ちりめんで隆盛を極めた与謝野町加悦地区。平成17年に重要伝統的建造物群保存地区
に指定されました。観光地としてつくられた町でなく、ちりめん産業によって支えられ
つくられた建物が今も残り、人々が生活しています。
現在の丹後ちりめんは最盛期から3%にまで落ち込んでしまったそうですが、機音が今も
そこかしこから聴こえる町です。
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江戸時代末期に建築されたちりめん商家の尾藤家住宅。
江戸時代には大庄屋をつとめた生糸ちりめん問屋さんなのだそう。
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入口には、紋紙が飾りとしてつかわれていました。紋紙とは、ジャガード機で模様を
織りだすためのデータで、フロッピーディスクの出現までつかわれていました。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

牛田織物さんへ目
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天平時代に行われていた生繭を座繰りの製法で引き上げた糸をつかって絹に負担をかけない
練り加工で絹の自然の良さを生かした、牛田会長こだわりの天平聖武絹。
「精密なものより自然の“ゆらぎ”が大事。だから生地にはスレもムラもあるけどそこがいい」
これはきもの良さを実にわかっている方だなーっと私が思った牛田会長のお言葉です。
右は散華の文様の色の長襦袢生地。赤~ピンク~ベージュ~青と多色展開しています。
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鳥取県の天蚕繭(クヌギや楢を食べて育った野蚕)4000個を使用して織りあげられた
総天蚕糸の紋ちりめん訪問着。経糸も緯糸もすべて天蚕糸!
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
総天蚕糸の紋ちりめんでつくられた振袖は牛田さんのお嬢さまの着用写真。
帯はフランスのレオナールの生地でつくられたもの。
この天蚕の光沢にあうものが中々無くて探されたのだそうです。流石のセンスですねビックリマーク
伊達衿や帯あげは帯の色にあわせて牛田さんが染めにだされたもの。
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「コレ欲しい!!」と、伺った全員が即時購入したのが、牛田会長夫人の考案による
へちまの帯枕。
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私も色々と試しましたが、今までのものはへちまの幅が小さすぎるものが多かったのです。
へちまはつかっているうちに小さくなるので、ドンドンお太鼓がつくりにくくなってしまうのですが、
このへちまの枕は横幅が大きいビックリマーク
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へちまの形は変わりやすいという利点を生かして「手で押して型を調整してください」
となっています。このほうがずっと合理的ですひらめき電球
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帯枕を包んでいるガーゼの長さがもう少しあったほうがいいなーっと思ったので、リクエスト
させていただきました。結び目は痛んで切れてくるので、ずらしながらつかうには若干長め
が理想なのです。
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まだ検品中でした。金属探知機で針がないか調べているところ。
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この後はご自宅で、美味しいランチを♪

そして、丹後観光といったらやっぱりコレははずせないでしょう!っと思って連れて行って
いただいた天橋立です目
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ある絶景ポイントからお茶をしつつ鑑賞したのですが、つづきはまた明日にでも('-^*)/


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