行きたいと思っても中々行くことができないのが地方の美術館サーチ
個人美術館にはそれを目的としてわざわざ訪れることが多いのですが、郷土の作家の秀逸な
作品を所蔵している地方の県立美術館は、借り出された作品を見るばかりで直接訪れることは
あまりないかもしれません。

善光寺のお隣の城山公園内東側にある長野信濃美術館。
信州にゆかりの作家の作品を多数所蔵していて年4回の企画展が行われる本館と、
信州の風景を愛し好んで描いた東山魁夷の作品960点を2ヵ月に1回展示替を行って公開
している東山魁夷館があります。

熱烈な東山魁夷ファンというわけではないのですが、作品からは静寂と澄んだ空気が伝わって
きて鑑賞するたびに心が洗われる気がします:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
青い月明かりの森に白馬が佇んでいる作品の印象が強いせいか、ドビュッシーの旋律が
思い浮かぶのですが、東山魁夷画伯はモーツアルトがお気に入りだったのだそう♪
きもの カンタービレ♪
東山魁夷館を設計されたのは、日本を代表する建築家の谷口吉生先生。
展示されている絵画の妨げにならない額縁のような建築が、美術館の建物としては望ましい
ですが、柔和なアルミの壁は主張しすぎず作品を守る機能をもち、中庭の池は光と自然に
調和していてこの建物はとっても落ち着きます。

谷口先生のお父さまと東山魁夷画伯はとても親しいご友人でいらしたのだそうです。
ちなみに、谷口吉生先生の奥様は、元LVMHウォッチ・ジュエリージャパン取締役でもある
谷口久美さん。今はオペラ界で活躍されているファッション界の才媛でいらっしゃいます。
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東山魁夷館のカフェテラスにてお茶コーヒー
きもの カンタービレ♪
花が咲いているオープンテラスが良いかな~っと思ったのですが、強すぎる日差しに
負けて、モーツアルトが流れる館内のカフェでいただきました晴れ
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ハチミツ入りのパンケーキとアッサムティを。ティーセットは東山魁夷デザインによるもの。
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今回の目的はこちらの展示「大正ロマン昭和モダン展~竹久夢二・高畠華宵とその時代~」サーチ
本館にて公開されています。(~8月26日まで)
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
大正ロマンを代表する竹久夢二の美人画は肉筆画から文芸雑誌の装丁まで66点の作品が
展示されています。私が興味があったのは描かれている女性たちが纏っているきもの!

高畠華宵、蕗谷虹児、中原淳一など、大正~昭和初期にかけて雑誌で活躍した作家の
作品も一堂に会してみることができます。

他にも、鏑木清方、伊藤深水、伊藤小波、など好きな画家の作品もじっくり鑑賞することが
できました合格
日本画の鑑賞するときに作品よりもガン見しているのが、表装の装丁。
中廻しと一文字、風帯の裂のバランスはきもののコーディネートの参考にもなりますよ(^_^)v
きもの カンタービレ♪

※メールくださった方々、ありがとうございます。いただきましたご意見、ご質問は、少しずつ
『きものカンタービレ♪』にてご紹介させていただきます。お待ちくださいませ('-^*)/
自己満足のコーディネート覚書ブログなのですが、皆さまのお気持ちが本当に嬉しいですラブラブ


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