浴衣(ゆかた)は元々は身分の高い方が入浴するときに着ていた麻の湯帷子のこと。
江戸時代になると木綿の浴衣が湯上りのきものとして庶民にも着られるようになり
夏のくつろぎ着になりました。

こんな経緯(いきさつ)もあることから、衿なし足袋なしのゆかた姿で街中を歩き回るというのは
ちょっと抵抗があるのですが、お祭りや花火大会の日ならOKかもしれません。
そして暗闇の中では白地のゆかたが断然映えますビックリマーク

ゆかたを購入する時は、店舗の蛍光灯の下の印象で決めがちですが、自然光の下、
夜着ることを想定して選んだほうが良いと思います。
花火大会のために買われる方がほとんどだと思いますので、夜に映えるものを考えましょう。

暗い中ですと藍地は夜の闇と同化してしまいがち。
若いお嬢さんのカラフル浴衣は可愛らしいですが、アラフォーですとスッキリさせたほうが
好印象の気がします。
そして白地のゆかたは暗闇の中で肌の色をキレイに見せてくれますので美人度がアップします。
キレイな方はよりキレイに、そうでなくてもいつもよりキレイに見えること間違いないです('-^*)/

【8月11日(土)の装い】
竺仙さんの白地鉄線文様注染綿コーマのゆかたに両面染めの半巾帯をコーディネート。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

こちらは紗の博多帯をコーディネートしたバージョン。美しいキモノ2012夏号連載の捨てカット。
帯の色はやっぱりこちらのほうがいいですね。
きもの カンタービレ♪

ちなみに、綿コーマで心もとない時は白地に藍染めの長板中形がオススメです。
生地がシャキっとしているので、ゆかたでもどことなくキチンとした印象になります。
きもの カンタービレ♪