昨日の台風4号、ひどい雨風でしたが皆さま大丈夫でしたでしょうか。

私は白地の絽ちりめんの付け下げ小紋を着てしまい、よりによって台風の日に何故このきものに
したの!?と自分で突っ込みたくなりましたが((o(-゛-;)、きものの裾はしっかりたくし上げて帯に挟み
手ぶらでほとんど歩かない移動ですんだのでおかげさまで雨に濡れることもなく大丈夫でした。

昨日の私の装い、「沙都子ちゃんにしては珍しいきものね~」とのご感想をいただきました。
古典柄を好むイメージが強いのだと思いますが、オリエンタルや西洋調で遊び心のある
デザインは大好きなんです。←もともと大彦と大羊居の大ファンドキドキ

昔はこういったものがたくさんつくられていたようで、アンティークでは見かけることがありますが、
今は中途半端なモダンテイストのものばかりのような気がいたします。←これを上手く素敵に
着こなせるのはスタイル美人の方々だけだと思って私は敬遠してます(゚ー゚;

好みのモダンなものになると、伝統工芸展に出品されているクラスになってしまうので
残念ながら手が届きません…(>_<)
今つくられているもの中から、自分の手が届く範囲で選ぶと、千總や志ま亀などの老舗が
つくる古典的なものになってしまうのだと思います。

この付け下げ小紋は、そんな中では珍しいお気に入りのもの。でもあまり着ていません。
それは「絽縮緬」だからなんです…汗

身体に沿うようにつく絽縮緬は着心地もよく大好きです。縮緬の重みはシワも取りやすいし
見た目も涼やかでいいのですが、水に弱くすぐに縮んでしまうのが大問題なのですビックリマーク
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

一昔前まで、絽縮緬のきものは、単衣の時期から絽に変わるほんの10日間くらいの間に着る
ものといわれてたようですが、今では単衣の時期に着るものとして考えられているようです。
最新の美しいキモノ夏号の着用時期早見表では盛夏も許容範囲となっています。
きものの素材の着用はその日のお天気や日差し次第でもっと自由で良いと思っていますが、
真夏に絽縮緬のきものを着たら暑くて汗をかきますし、その汗で生地が縮んでしまいます。
何よりも、自分で汗抜きができないのです…( ̄_ ̄ i)

よくお問い合わせをいただくので、私の汗抜きの仕方をご参考までに。
帯枕のあたる背中部分、身八つ口あたりを重点的に直接!霧吹きしてからガーゼタオルで
叩くように拭き取ります。生地を絶対に擦らないように注意します。
水シミにならないようにするコツは広範囲に霧吹きすることなんですが、きものの素材や
きもの地に残っている糊によって水シミが残りやすかったりするので、やり方がかなり違います。
なので、一概にこうしてます!とは申しあげられませんビックリマーク
そしてこのやり方は縮みやすい絽縮緬のきものには向きません。

安全策としては、水を含ませたタオルを固く絞ったもので叩く程度にしておいたほうが良いと
思います。濡れタオルで叩くことによって、きもの地が擦れやすくなるので気をつけてくださいね。

雨が多く蒸し暑いこの時期に着るきものは、毎日きもの生活していても悩みます汗
雨コートは必須になりますし、ならばきものは涼しいものを着たいところなんですが、
どんよりした空の下では、透け感のあるきものがイマイチしっくりこないんですよね( ̄_ ̄ i)

汗取り対策の下着についてはまたあらためて記事にします('-^*)/


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