今年のはじめに親族の不幸があり、お通夜と告別式に参列いたしました。
その際、実家の母の黒紋付と黒喪帯を借りました(母は何枚かもっています)
詳細は不祝儀の装い/羽二重黒無地の五つ紋付に紋織り繻子織の帯

黒の無地の羽二重の染め抜き日向紋五つ紋付に菊に牡丹が織りだされた黒繻子のなごや帯。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
鬼シボちりめんの帯あげは加藤萬、黒の冠組の帯〆はきねや、ぞうりは神田胡蝶。
ぞうりの麻紐は長いままにして他の花緒にすげ替えてつかえるようにしてくださったの
ですが、不祝儀は予期せず起こるものなので慌てなくてすむようそのままにしてあります。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

その後、黒紋付と黒喪帯も自分のものを誂えておきなさいという話になったので、つくるなら
着心地と色にこだわって誂えたいと思っていたのですが、考えすぎて思考がショート…(@@;;汗
文様があるものではないだけに、コレという決定打もないままに延び延びになっています。
このお話はまたいずれ…(゚ー゚;

そこでまずは、弔問客としての参列、お別れの会や偲ぶ会に伺う場合にも失礼にならない
略喪の装いにも必要な黒喪帯から探すことにいたしましたビックリマーク

もちろん色は黒一色。
最近は1本の帯の表裏を表は袷用に裏は夏用としてオールシーズンつかえる京袋帯も
ありますが、私は唐織が好きなので黒一色の唐織の織なごや帯を探すことに。

黒喪帯の袋帯もつくられていますが、たとえ第一礼装でも着つけがしやすいことと、
自分的には二重太鼓は避けたほうがいいような気がして、織なごや帯に絞って考えていました。

いろんな百貨店さんや呉服屋さんで見せていただいたのですが、嫁入り道具一式として
喪服を揃える習慣が無くなりつつある昨今では、黒喪帯をつくっているメーカーは限られています。
その中で、私が好みのものをつくっているのは、軍配マークの川島織物さんでした。
忙しくて先方までお伺いする時間がなかったのですが、ご好意で何回かにわけ希望に
あいそうな帯を自宅まで届けていただいて、じっくりと見せていただくことになりました目

たくさん見せていただいた中で(20本くらいでしょうか)候補に残した、黒喪帯をご参考までに。
これは文様がわかりやすいようにマクロモードで撮影したので自然光での印象と違います…汗
不祝儀の場合は結婚式と違って写真写りを気にする必要がないので、自然光での見た目を優先。

袷用の帯
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
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夏用の絽の織なごや帯
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
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黒喪帯を選ぶ基準として、文様にこだわっていたのですが、実際に黒紋付(母のですが)を
着てあわせてみたら、文様の浮き立ち方や光沢がとても重要ビックリマーク
そして黒紋付だけでなく、略喪で着る緑や紫系の色無地にもあいそうなものを選びました。

迷いに迷ってこの中からどの帯を選んだかは、できあがってからご紹介します('-^*)/


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