葵祭レポつづき です。

15年ぶりに順延となった今年の葵祭。
葵祭は宮中の儀・路頭の儀・社頭の儀の3つから成りたっていますが、うち宮中の儀は
現在では執り行なわれていません。
順延となったのは、平安時代の装束を纏った人々が、京都御所~下鴨神社~上賀茂神社
へと行列する路頭の儀と社頭の儀に含まれるいくつかの儀式です。
天皇陛下の勅使による社頭の儀は15日に執り行われましたので、16日の御祭文奏上は
形だけになりますが、近衛使代によって行われます。
そして、華やかな装束が見られるのはこれからですビックリマーク

16日は前日の大雨が嘘のような晴天晴れ
行列の御所出発が10時半、社頭の儀が始まるのは11時からとお聞きしていたのですが、
森林浴をかねて8時には下鴨神社に来ていました。
きもの カンタービレ♪
儀式のための砂ならしが行われていました。
きもの カンタービレ♪
糺の森もまだひっそりとしてます。
きもの カンタービレ♪

茶寮宝泉さんがだしている、下鴨神社の茶屋さるやさん。
早朝の営業時間外だったにも関らずご親切に休ませてくださいました。←早すぎだって汗
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
申餅はかつて葵祭の申の日に食べて無病息災を祈るものだったのだそうですが、絶えて
しまっていたそうで、昨年の葵祭から宝泉堂さんが下鴨神社の茶店の名物として復活されました。
小豆を煮た汁でついた、はねず色(明け方一瞬空一面が染まる薄茜色のこと)の餅が特徴。
はねず色は生命誕生の色として珍重されたのだそうです。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
下鴨神社の氏子さんの総代でもいらっしゃる宝泉堂ご主人の古田泰久さまとカメラ
古田さまの奥さまは綴織の重要無形文化財保持者の細見華岳先生のお嬢さまです。
ご親切にしてくださってありがとうございましたm(_ _ )m
近いうちに茶寮宝泉さんにも伺います!
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

葵党や沙汰人の方々がいらっしゃいました。
この方々は行列に参列せず、楼門内にて待つのだそうです。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

さて、私の席は楼門の中なのですが、ここに入ってしまうと路頭の儀の行列が見れないのです汗
楼門前には風流傘と花傘が置かれる用意がされています。きもの カンタービレ♪
楼門と一の鳥居の間には祓屋と御馬舎。
きもの カンタービレ♪
せめてチラリとだけでも行列を見たいとギリギリまで粘っていたのですが…。
きもの カンタービレ♪
中々、来ない…(x_x;)
きもの カンタービレ♪

銀面をつけた馬にのった近衛使代が馬からおりるところや、斎王代が腰輿(およよ)からおりる
ところ、斎王付の巫子(みかんこ)の騎女(むなのりおんな)が汗衫(かざみ)姿で馬からおりる
ところが見たかったのですが…(ノ_-。) ←予習していたので熱意だけは伝わったらしいあせ
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
↑下鴨神社の方にいただいたパンフレットより 
この2カット『きものカンタービレ♪』への掲載許可をいただきました。

きものだったこともあって目立ちすぎてしまったようで、私が動くと他の方まで動いてしまうので
席について欲しいと神主さまに言われ、泣く泣く楼門の中へ…。(このパターン多いわ汗)
きもの カンタービレ♪
神職の方々が先に入っていらっしゃいました。この頃行列はまだ河原町付近でした
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
楼門の内側からチラリとみえた近衛使代の本列目
楼門に入る前に祓屋に着座し穢れを形代にうつす儀式、剣の間で腰の剣を解かれる儀式
があります。

右手前◇看督長(かどのおさ)◇茶色の褐衣(かちえ)、麻(いちび)の脛巾(はばき)、
藁履(わらぐつ)、壷やなぐいに矢を2本入れて背負う。
左大勢◇火長(かちょう)◇桃花染荒染の褐衣、麻の脛巾、藁履
きもの カンタービレ♪

内蔵使代(くらづかいだい)◇赤夏の縫腋袍(ぬいえきのほう)、縹色の下襲(したがさね)、
冠は垂纓冠(すいえいかん)
きもの カンタービレ♪  
御幣櫃(ごへいびつ)を持つ衛士(えじ)◇紺色の褐衣、細纓冠(さいえいのかん)、藁沓
きもの カンタービレ♪
内蔵使史生(くらりょうのししょう)◇縹色夏の縫腋袍、二藍の裾、冠は垂纓冠
きもの カンタービレ♪
蔵人所陪従(くろうどどころべいじゅう)◇緋色の衣冠(いかん)、縹色の指貫(さしぬき)、
冠は垂纓冠。雅楽を演奏する文官が楼門に入ってきました♪ いよいよですビックリマーク
きもの カンタービレ♪

つづきます('-^*)/


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