葵祭レポつづき
です。
2012年5月15日午前6時前に葵祭の順延が発表されました。15年ぶりのこと。
順延というのは、近衛使代の本列と斎王代の女人列が御所～下鴨神社～上賀茂神社に
向かう路頭の儀(行列)と走馬の儀のことなので、天皇陛下のお使いである勅使さまによる
社頭の儀は行われます。参列するために下鴨神社へ
葵祭の行列の順延が決まりひっそりとした糺の森です。
糺の森を流れる奈良の小川。
下鴨神社の神主さまと
葵祭に関わる人は葵桂の挿頭(きっけいのきざし)をつけます。
｢賀茂旧記｣によると、｢吾に逢いたければ葵を飾り祭りをして待てば地上に降りよう｣ との
ご神託の記述があることから、身につけるようになったのだそう。
社頭の儀は楼門の中で行われます。
楼門の中の特別観覧席へ。
この舞殿で儀式が行われます。
下鴨神社(正式名称は賀茂御祖神社)には賀茂別雷命(かもわけいかずちのみこと)の母である
玉依姫命(たまよりひめのみこと)と外祖父の賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)が祀られ
ています。
上賀茂神社(正式名称は賀茂別雷神社)には賀茂別雷命が祀られているので、葵祭の行列は
天皇がいらっしゃる御所からはじまり親から子へ(産んだほうから子へ)周っていくことになります。
本来ですと、近衛使代(このえづかいだい)が行列としてやってきて楼門前につくと勅使と
交代して、勅使は祓いを受けられて、舞人、陪従(べいじゅう)を従えて楼門に入り、
剣を解きます。剣を解くのは女の神さまがいる下鴨神社だけです
勅使をつとめられたのは、宮内庁掌典職の北島清仁さま。
高倉流の衣紋はじめの儀の時の祭司さまでもいらっしゃいました。
本来は闕腋袍（けってきのほう)と表袴の束帯装束のはずですが、違っていました
衣冠(いかん)に指貫(さしぬき)の袴の装束でした。←これを見る事ができたは貴重
宮権宮司
内蔵使史生(くらりょうのししょう)
大まかですが、祭祀のようす。※写真は控えます。
勅使は内蔵使代から御祭文を受け取り舞殿の御祭文の座につきます。
御祭文は紅色。順延で行われた次の日は形だけなので白でした←チェックしました
勅使が御祭文を奏上するときに宮司が御幣物を神前に奉納。
※下鴨神社には二人の神様が祭られているので二つの御幣物が奉納される。
宮司が勅使に神宣を伝えます。
権宮司は神禄(しんろく)の葵を舞殿の北庭の案上(机)に置き、祝詞を申しあげて
勅使と拍手を打ち合います。
参列者の拝礼です。
そして、雨の場合は斎王代は五衣唐衣装(十二単)ではなく、きものでの拝礼となります。
2012年第57代斎王代は京都ゑり善のお嬢さまの亀井敦子さんです。
黄椽色というか肌色っぽい黄土色というか…なんともいえないクリーム色地の付けさげ小紋
に葵文様の織なごや帯でいらっしゃいました。
振袖か訪問着をお召しになられるかと思ったのですが、控えめな装いにされたようです。
参列者の総代拝礼は俳優の津川雅彦さんでした。
晴れていると、馬寮使(めりょうつかい)が馬を牽き舞殿を三周する牽馬の儀、そして舞人による
東遊(あずまあそび)がありますが、順延されたことによって行われる近衛使代による社頭の儀
に持ち越されました。
舞妓さんもお客さまとご一緒に参列してました。
お客様に許可を得てお写真撮らせていただきました
雨コート姿の舞妓さん。藤のかんざしも素敵です。
本殿へつづく中門には葵が飾られています。
中門となりの供御所には葵が。
茶屋辻文様のローケツ染の単衣小紋に葵文様の縮緬の染め帯をコーディネート。
葵祭に葵の帯はやりすぎ？と思わなくも無かったですが、斎王代も葵の帯でしたし、
いろんな方からピッタリね
と言っていただけたので良かったです。
こういった装いは話題の共通コンテンツになりますね。
葵祭レポ、つぎは晴れた日の社頭の儀です。
とにかく華やかです(*_*)
リアルタイム記事と並行してあげていきます('-^*)/
2012年5月15日午前6時前に葵祭の順延が発表されました。15年ぶりのこと。
順延というのは、近衛使代の本列と斎王代の女人列が御所～下鴨神社～上賀茂神社に
向かう路頭の儀(行列)と走馬の儀のことなので、天皇陛下のお使いである勅使さまによる
社頭の儀は行われます。参列するために下鴨神社へ
葵祭の行列の順延が決まりひっそりとした糺の森です。
糺の森を流れる奈良の小川。
下鴨神社の神主さまと
葵祭に関わる人は葵桂の挿頭(きっけいのきざし)をつけます。
｢賀茂旧記｣によると、｢吾に逢いたければ葵を飾り祭りをして待てば地上に降りよう｣ との
ご神託の記述があることから、身につけるようになったのだそう。
社頭の儀は楼門の中で行われます。
楼門の中の特別観覧席へ。
この舞殿で儀式が行われます。
下鴨神社(正式名称は賀茂御祖神社)には賀茂別雷命(かもわけいかずちのみこと)の母である
玉依姫命(たまよりひめのみこと)と外祖父の賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)が祀られ
ています。
上賀茂神社(正式名称は賀茂別雷神社)には賀茂別雷命が祀られているので、葵祭の行列は
天皇がいらっしゃる御所からはじまり親から子へ(産んだほうから子へ)周っていくことになります。
本来ですと、近衛使代(このえづかいだい)が行列としてやってきて楼門前につくと勅使と
交代して、勅使は祓いを受けられて、舞人、陪従(べいじゅう)を従えて楼門に入り、
剣を解きます。剣を解くのは女の神さまがいる下鴨神社だけです
勅使をつとめられたのは、宮内庁掌典職の北島清仁さま。
高倉流の衣紋はじめの儀の時の祭司さまでもいらっしゃいました。
本来は闕腋袍（けってきのほう)と表袴の束帯装束のはずですが、違っていました
衣冠(いかん)に指貫(さしぬき)の袴の装束でした。←これを見る事ができたは貴重
宮権宮司
内蔵使史生(くらりょうのししょう)
大まかですが、祭祀のようす。※写真は控えます。
勅使は内蔵使代から御祭文を受け取り舞殿の御祭文の座につきます。
御祭文は紅色。順延で行われた次の日は形だけなので白でした
←チェックしました勅使が御祭文を奏上するときに宮司が御幣物を神前に奉納。
※下鴨神社には二人の神様が祭られているので二つの御幣物が奉納される。
宮司が勅使に神宣を伝えます。
権宮司は神禄(しんろく)の葵を舞殿の北庭の案上(机)に置き、祝詞を申しあげて
勅使と拍手を打ち合います。
参列者の拝礼です。
そして、雨の場合は斎王代は五衣唐衣装(十二単)ではなく、きものでの拝礼となります。
2012年第57代斎王代は京都ゑり善のお嬢さまの亀井敦子さんです。
黄椽色というか肌色っぽい黄土色というか…なんともいえないクリーム色地の付けさげ小紋
に葵文様の織なごや帯でいらっしゃいました。
振袖か訪問着をお召しになられるかと思ったのですが、控えめな装いにされたようです。
参列者の総代拝礼は俳優の津川雅彦さんでした。
晴れていると、馬寮使(めりょうつかい)が馬を牽き舞殿を三周する牽馬の儀、そして舞人による
東遊(あずまあそび)がありますが、順延されたことによって行われる近衛使代による社頭の儀
に持ち越されました。
舞妓さんもお客さまとご一緒に参列してました。
お客様に許可を得てお写真撮らせていただきました
雨コート姿の舞妓さん。藤のかんざしも素敵です。
本殿へつづく中門には葵が飾られています。
中門となりの供御所には葵が。
茶屋辻文様のローケツ染の単衣小紋に葵文様の縮緬の染め帯をコーディネート。
葵祭に葵の帯はやりすぎ？と思わなくも無かったですが、斎王代も葵の帯でしたし、
いろんな方からピッタリね
と言っていただけたので良かったです。こういった装いは話題の共通コンテンツになりますね。
葵祭レポ、つぎは晴れた日の社頭の儀です。
とにかく華やかです(*_*)
リアルタイム記事と並行してあげていきます('-^*)/