雁木のある街並み＆鈴木牧之記念館 / 日本きもの学会 塩沢・小千谷研修旅行(4)

はじめて訪れた塩沢の街並み。特に牧之通りは雪国特有の雁木のある和風建築で素敵
ちょうど今は、街の至るところでお雛さまが飾られていて見せていただくことができます。
今回は工房見学が目的なのでゆっくりとは見ることができませんでしたが、次は皐月人形、
秋にはきものめぐりと行われるそうなので、また訪れたいです。おススメですよ

まずは、塩沢駅の近くの塩沢つむぎ記念館へ
塩沢の織物生地をつかってつくられた小物が販売されています。
2階には織工房体験ゾーンもありましたが、今回は時間がなく見れませんでした。

今ではつくられていない貴重な織物の生地が展示されていました。
今やどの産地も後継者問題をかかえていて、幻の工芸品になってしまう危機に直面しています


塩沢は江戸時代に関東と越後を結ぶ重要な宿場町として栄えました。
現在の街並みはその頃から伝わっているものだそうです。
青木酒造さんの前にて

新潟県特有の雪よけのためにつくられた雁木造りといわれるアーケード。
傘をささずに歩けるようにつくられたものですが、情緒があっていいですね(*^o^*)

銀行や郵便局も街並みを壊さない造りで徹底してます。

途中、元海鮮問屋の中島屋さんでお雛さまを見せていただきました。

塩沢御召雛や代々伝わるお雛さまも。

撮影スポットになりそうなところがたくさんありましたが、時間がなくって断念


鈴木牧之記念館へ
江戸時代の大ベストセラー『北越雪譜』の作者です。
小千谷縮の仲介と質屋であった塩沢では有数の豪商に生まれ、雪を知らない江戸の人々に
雪国の本当の姿を伝えたとされています。
スミマセン、来る前に予習したかったのですが読めなかったので、引用されている一節しか
知らないのです

北越雪譜の初版本や牧之の資料、雪国での生活グッズの変遷などが展示されていました。
越後上布、小千谷縮なども展示されてました。
中でも薄い赤紫色の葡萄文様の塩沢御召がとっても好みでした～

日本きもの学会の皆さまと記念写真　真ん中で失礼します(^_^;)
織元、伝統工芸刺繍士、和裁師、呉服屋、悉皆屋などきもの業界の第一線で働く方々ばかり。

この研修旅行のコーディネーターは『きものぷらす』編集発行人でいらっしゃる清田のり子先生。
今回はじめてお会いすることができました(≧▽≦)


詳しいことは、懇親会レポにつづきます。