青山スパイラルホールにて行われた京あるきin東京2012オープニングイベントのつづきです。
この日の装い。
オープニングイベントということと夜には椿山荘でのイベントもあるので小紋ですが華やかに。
千總の梅文様の小紋に龍村美術織物の鳳凰丸紋の織なごや帯をコーディネート。
生地アップも見せくださいというリクエストにお応えします('-^*)/
今年は寒くて梅の開花時期も遅れ気味。3月中旬くらいまでは梅文様の装いが楽しめそうです。
帯あげはえり萬、帯〆は道明、扇子は宮脇売扇庵。
梅にも桜にも見えるかんざしと雪の結晶の織りだされたバッグはかづら清老舗のもの。
京都ブランドフォーラムでは京都創造者大賞の歴代受賞者の方である、祇園山鉾連合会の
吉田孝次郎理事長、和紙作家の堀木エリ子さん、ロボットクリエーターの高橋智隆さんを
パネリストにコーディネーターは島田昭彦さんの進行で創造が生み出す伝統をテーマに
熱いトークがかわされました。
右の写真は、エンジンとタイヤ以外は和紙でつくられたという堀木さんの作品(ﾉﾟοﾟ)ﾉ
堀木エリ子さんの作品は気になってよく見ていたのですが、お話をお聴きしたのは始めて。
とても快活で頭の回転が速い方です。
自然に対する畏敬の念、神への祈りからのものづくり、そして人の役に立つように現代の技術
を取り入れ、濡れない汚れない和紙をつくり、あらゆるものをつくられています。
高橋智隆さんのつくったロボットは動きが人間らしく愛嬌があるもので、思わず可愛い～
と声をあげたくなりました。設計図からつくるのでなくつくりながらの自由な発想で発見しつつ
つくっているとのお話でした。
吉田孝次郎理事長のお話からは、京都人の本質のようなものが垣間見えた気が。
とても勉強になりました。
ものづくりだけが創造なのではなくそのコーデも大切というお話もありました。
京の町は点で見るとすばらしいものがあるが面で見ると醜いという厳しいご意見も。
吉田孝次郎理事長のご自宅の祇園祭の夏の室礼。素敵です
江戸時代中期の屏風と江戸時代後期の夏のきもの、桃山時代の壷花入れ
重要無形民俗文化財に指定されている嵯峨大念仏狂言。
京都嵯峨釈迦堂の清涼時で行われる春の大念仏会にともなった行事なのだそうです。
能楽の狂言との違いは4つ。
①プロの狂言師ではなく民間人が演じるものである。
②すべて面をつけて演じる。
③台詞は無く無言劇である
④宗教的な背景がある
演目は｢土蜘蛛｣
源頼光と土蜘蛛。頼光は酔っ払っていて役に立たない設定。
能では病気で伏せっているところを土蜘蛛に襲われるのですが、違うのですね。
この土蜘蛛の糸を吐く役、演じてみたかったもののひとつ。
頼光に命じられて土蜘蛛退治に向かう部下。
三つ星一の家紋は渡邊紋なので渡邊綱。
桔梗紋は平井保昌。祇園祭りの山鉾に保昌山があります。
舞台の上で、袴の裾をたくし上げ紋付をまくり小手をして、紫の布で襷掛けをしてました。
糸吐きまくりの土蜘蛛。
土蜘蛛は倒されると首をとられます。
面をはずすと首を取ったようにみえてリアルでした(・_・;)
とても充実した京あるきin東京のオープニングイベントでしたヾ(＠°▽°＠)ﾉ
スタンプラリーに参加すると京都の名産品がもらえたり、アンケートに答えるとホテル宿泊券
や葵祭り、祇園祭の招待券が当ります。
都内各所でイベントも行われていますので、この機会に足を運んでみてはいかがでしょう。
（2月16日～2月29日までです）
京みやびさろんin椿山荘での渡文さんのお話、舞妓さんの衣裳に関しては後であげます。
イベントつづきで記事アップが追いつきません(＞_＜)
この日の装い。
オープニングイベントということと夜には椿山荘でのイベントもあるので小紋ですが華やかに。
千總の梅文様の小紋に龍村美術織物の鳳凰丸紋の織なごや帯をコーディネート。
生地アップも見せくださいというリクエストにお応えします('-^*)/
今年は寒くて梅の開花時期も遅れ気味。3月中旬くらいまでは梅文様の装いが楽しめそうです。
帯あげはえり萬、帯〆は道明、扇子は宮脇売扇庵。
梅にも桜にも見えるかんざしと雪の結晶の織りだされたバッグはかづら清老舗のもの。
京都ブランドフォーラムでは京都創造者大賞の歴代受賞者の方である、祇園山鉾連合会の
吉田孝次郎理事長、和紙作家の堀木エリ子さん、ロボットクリエーターの高橋智隆さんを
パネリストにコーディネーターは島田昭彦さんの進行で創造が生み出す伝統をテーマに
熱いトークがかわされました。
右の写真は、エンジンとタイヤ以外は和紙でつくられたという堀木さんの作品(ﾉﾟοﾟ)ﾉ
堀木エリ子さんの作品は気になってよく見ていたのですが、お話をお聴きしたのは始めて。
とても快活で頭の回転が速い方です。
自然に対する畏敬の念、神への祈りからのものづくり、そして人の役に立つように現代の技術
を取り入れ、濡れない汚れない和紙をつくり、あらゆるものをつくられています。
高橋智隆さんのつくったロボットは動きが人間らしく愛嬌があるもので、思わず可愛い～
と声をあげたくなりました。設計図からつくるのでなくつくりながらの自由な発想で発見しつつ
つくっているとのお話でした。
吉田孝次郎理事長のお話からは、京都人の本質のようなものが垣間見えた気が。
とても勉強になりました。
ものづくりだけが創造なのではなくそのコーデも大切というお話もありました。
京の町は点で見るとすばらしいものがあるが面で見ると醜いという厳しいご意見も。
吉田孝次郎理事長のご自宅の祇園祭の夏の室礼。素敵です
江戸時代中期の屏風と江戸時代後期の夏のきもの、桃山時代の壷花入れ
重要無形民俗文化財に指定されている嵯峨大念仏狂言。
京都嵯峨釈迦堂の清涼時で行われる春の大念仏会にともなった行事なのだそうです。
能楽の狂言との違いは4つ。
①プロの狂言師ではなく民間人が演じるものである。
②すべて面をつけて演じる。
③台詞は無く無言劇である
④宗教的な背景がある
演目は｢土蜘蛛｣
源頼光と土蜘蛛。頼光は酔っ払っていて役に立たない設定。
能では病気で伏せっているところを土蜘蛛に襲われるのですが、違うのですね。
この土蜘蛛の糸を吐く役、演じてみたかったもののひとつ。
頼光に命じられて土蜘蛛退治に向かう部下。
三つ星一の家紋は渡邊紋なので渡邊綱。
桔梗紋は平井保昌。祇園祭りの山鉾に保昌山があります。
舞台の上で、袴の裾をたくし上げ紋付をまくり小手をして、紫の布で襷掛けをしてました。
糸吐きまくりの土蜘蛛。
土蜘蛛は倒されると首をとられます。
面をはずすと首を取ったようにみえてリアルでした(・_・;)
とても充実した京あるきin東京のオープニングイベントでしたヾ(＠°▽°＠)ﾉ
スタンプラリーに参加すると京都の名産品がもらえたり、アンケートに答えるとホテル宿泊券
や葵祭り、祇園祭の招待券が当ります。
都内各所でイベントも行われていますので、この機会に足を運んでみてはいかがでしょう。
（2月16日～2月29日までです）
京みやびさろんin椿山荘での渡文さんのお話、舞妓さんの衣裳に関しては後であげます。
イベントつづきで記事アップが追いつきません(＞_＜)