雨の日によく着る黄八丈のきものに月と梅に鶯が手描きされた紬地の帯をコーディネート。
この黄八丈、いずれは雨コートにつくりかえる予定です。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
帯あげは加藤萬、帯〆は銀座くのやの最終日に購入したもの。
きものの色がこってりしているので新春らしく柔らかい色目のものをあわせました。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
傘はHANWAY、ぞうりは伊と忠の晴雨兼用、足袋カバーの変わりにタビックスを履いています。
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バッグは松枝忍先生の籠バッグ。両面の印象が随分違います。
古布を籠に貼ってデコパージュしたものなので雨に強いです。
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【黄八丈のおさらい】
江戸の町娘が着ていた、黒半衿をつけた黄色い格子柄のきもののイメージが強い黄八丈ですが、
八丈島で織られている絹織物の総称のこと。経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されています。

八丈島に自生する植物だけを用いて糸を染め、織りあげられます。
柄は格子柄と縞柄がほとんどですが、八丈絹といわれる無地や染め分けもあります。
その歴史は古く、鎌倉幕府の執権北条氏に「黄紬」の名で献上された記録が残っています。
江戸幕府には「八丈絹」の名で献上され、大奥の女性たちのきものにも用いられました。
江戸後期には「恋娘昔八丈」という浄瑠璃の衣裳に使われたことから大流行します。
その頃は「八丈縞」といわれており、「黄八丈」の名がついたのは江戸末期のことです。
黄八丈の黄色は八丈刈安といわれるコブナグサ、樺色は蔦八丈といわれマダミの樹皮、
黒は黒八丈といわれ椎木の樹皮をつかって染められます。
紬糸をつかって織られるものはわずかで、ほとんどが生糸を用いての平織りです。

染料は以下の通り。
黄八丈の黄色は八丈刈安(コブナグサ)を乾燥させたものを煮詰めたフシといわれる煎汁
蔦八丈の樺色はマダミ(タブの木)の生皮を煮詰めたフシといわれる煎汁
黒八丈の黒色は椎(スダジイ)の樹皮を乾燥させたものを煮詰めたフシといわれる煎汁
このフシといわれる煎汁で染めることを煎汁づけ(フシヅケ)、
灰汁で媒染することは灰汁づけ、泥で媒染することは泥づけといます。
以前、山下八百子さんの工房である、めゆ工房さんに問い合わせてお聴きしました。

お茶のお稽古へお茶
お炭点前、逆勝手の薄茶点前、唐物のお稽古
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アンゴラの和装コート、ファーのマフラー、肘丈のロングの手袋で防寒。
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この傘は畳んだときはこんな感じ。
持ち手のマーブル調の柄や傘の二重になっているふち、タッセルも素敵なんですドキドキ
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