日本橋高島屋にて行われている、染織研究家の吉岡幸雄の仕事 王朝のかさね色展へサーチ
11時と15時には吉岡幸雄先生のギャラリートークもあります。(~12月25日まで)
会場は美しくやさしい色の洪水でした。
※写真撮影及び『きものカンタービレ♪』への掲載許可を髙島屋と吉岡先生よりいただいております。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
吉岡幸雄先生は江戸時代からつづく染物屋さんの五代目当主。
吉岡家は武家に憲法を教える家系で足利将軍家に仕えていたのだそうです。
江戸時代、宮本武蔵と吉岡一門の対戦に敗れ剣を捨て染物屋をはじめ、その染物は
吉岡憲法染といわれ流行したとのこと。その流れを汲んでいらっしゃるには違いないそう
ですが、諸説あるようで剣豪吉岡の血は引いていないと、かつて吉岡先生がインタビュー
にておっしゃっていました。

吉岡幸雄先生とは、銀座と祇園のBARでお会いしたことがあります。すごい偶然ビックリマーク
先生とは行きつけのお店が同じなのです。(私は最近ご無沙汰してますが…)
木綿の紫根染を褒めていただきました(≧▽≦)
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
この企画は、1812年(文化9年)に発行された『薄様色目』にでてくる、240色のかさねの色
を復元することから始まり、植物染で和紙を染め日本の伝統色を再現し、日記文学、有職故実
に照らし合わせ、かさね色を集成した本を出版されました。
かさね色の復元につかわれた染料と工程が詳細に書かれているのと、時代背景、季節、
物語に込められている意味まで吉岡先生ならではの視点で書かれています。
この本をみてから平安文学を読むと白黒の世界がカラーになります('-^*)/

Amazonでの購入はこちらから↓

王朝のかさね色辞典

ギャラリートークでは、四季のかさね色の説明だけでなく、染色の工程のお話、
和紙は布よりも水に弱く、染料を定着させるのが大変だったというお話もありました。
染めては完全に乾かしてからまた染めるという工程を何度も繰り返すのだそうです。
顔料は引き染めの技法。和紙も色によって様々なものがつかわれていました。
和紙を石で磨いて艶をだしてから染めるものなどもあったそうです。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
染料の材料も展示されてましたビックリマーク 
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪ 
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
植物染料で染められた染司よしおかの商品の販売もありました~ラブラブ
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

コーディネートは別記事であげることにします。


きもの カンタービレ♪ Facebookページ