今日は社中で同じ曜日にお稽古させていただいている皆さまと炉開きでしたお茶
炉開きとは、風炉から炉にかわり、初夏に摘んで寝かせておいた新茶をはじめてつかう、節目。
ここから新しい年がはじまる、お茶の世界のお正月のようなものです。

「炉開きで何を着るべきか」
口切の茶事ではなく、社中のお稽古を兼ねた炉開きで、正客でないのに訪問着は仰々しすぎますし、
かといって小紋になごや帯ではくだけ過ぎ?やはり紋付の江戸小紋か色無地が無難でしょうか。

ですが、きもの生活をしていても、着付けに自信がないので、着付けの粗が目立つ、紋付の色無地は
なるべくなら避けたいのが本音。(←これがよくない)
事前に先生にお伺いしたところ、小紋でもいいというお話をお聞きしていたので、吉祥文様の小紋に
綴なごや帯で行こうと直前まで考えておりました。
ところが社中の方から、「『炉開き 着物』で検索すると『きものカンタービレ♪』がトップにきます!」
と教えていただき、嬉しいような困ったような…(=◇=;)
お茶にはお茶の世界の考え方があるので、自己流のきものの着こなしというわけにはいきません。
自分の勝手な装いが影響を及ぼしてはいけないと思い直し、無難なコーディネートにいたしました。

伊と幸さんの小松と蓮の地紋の珊瑚色の色無地に龍村美術織物の黒地に瑞鳥唐草文様の袋帯を
コーディネート。
お茶のお稽古を始めたきもの初心者の頃、始めて自分で選んでつくった色無地ですが、
不慣れなわりには、自分に合う色をちゃんと選ぶことができたと思います。
地紋の文様が小さく控えめなので色のわりには落ち着いた印象になるのも合格
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
久しぶりに袋帯でお茶席にはいったのですが、龍村美術織物さんの袋帯は絹なりの音が
息をするたびにキューキューしてしまって、4畳半の台目席のお茶席には向かないことが判明(-_-;;
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
11月なのに20℃超えでは帯付で歩きたいところですが、茶人の正装ともいえる紋付色無地で
は道行もしくは塵除けコートが必要となります。
絵羽文様の道行は刺繍もされていてちょっと贅沢なもの。
花車文様の綴のバッグは志ま亀さん。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
数奇屋袋と懐紙入れは京都の今昔西村さんで求めたもの。
秋らしい寄付の室礼もみじ
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
お炭とお濃茶は先生によるお点前
美しい手つきにうっとり~ラブラブ 見惚れてないで業を目に焼きつけないと目 
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
玄猪香合

炉開きの頃に亥の子餅を臣下に下す宮中行事がありました。
その亥の子餅を包んだものを玄猪包みをいいます。京都の護王神社では神事として行われています。
きもの カンタービレ♪
先生自らおもてなしくださいました。お手製です。白味噌の椀物の美味しかったことラブラブ
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
粟ぜんざいも美味しく頂戴いたしました~ラブラブ
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
茶入は掘出手茶入(ほりだしでちゃいれ)
土中にあったものを掘り出したものだそうで、無傷のものは稀だそうです。これは無傷キラキラ
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
お濃茶からお薄へ
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
お薄は順番で点てさせていただいたのですが、久しぶりの炉のお点前で水指の蓋を開け
忘れたり…(-"-;A ああっもう…ぐっすん汗
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

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