(京都~近江~京都の旅のつづき)
前日までの大雨が嘘のような好天気晴れ
午前中に長浜城をささっと散策 して彦根城へ向かいました走る人

彦根は彦根城を中心とし城下町として栄え文化を育んできた街。
彦根歴代藩主の井伊家は井伊の赤揃えとして知られる朱塗りの具足や数寄の世界でも
名を馳せ、古文書や能装束、古更紗の収集などでも有名です。

彦根城下にある彦根城博物館では、井伊家伝来の能装束展が開催中サーチ
藩主の表御殿を復元し中には江戸時代の能舞台も移築されています。
こちらの館長は井伊家18代ご当主の井伊直岳さん。婿養子さんだそうです。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
館内はフラッシュなしでの撮影ブログ掲載もOKとのことでしたので、一部抜粋してご紹介。
テーマは『織と縫』
きもののことをよく知らなければ、量感のある縫取織(唐織は花織など)と刺繍の区別は
つきにくいものですが、能装束で技法と文様の違いを比べつつ鑑賞できるという、
きもの好きにうれしい企画展示でしたо(ж>▽<)y ☆
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
萌葱地十字文様の紗の水衣 十字文様は金紙を張りこんだもの
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
白地しだれ柳に桜尾長鳥文様の絽の長絹
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
紺地柳に流水に水辺草文様の紺繻子地の縫箔 撚りの少ない糸で縫い
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
白地青海波に秋草文様の白繻子地の縫箔 青海波は金の摺りこみ秋草は縫い
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
紅地青海波に藤扇に花熨斗夕顔文様の縫箔 
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
鬘帯の縫いも素晴らしい
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
赤薄萌葱段向鶴菱若松文様の厚板 こちらは大正~昭和につくられたもの
厚板とは男役が表着の下に着る小袖のことで裏地がついた袷の装束
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
井伊の赤揃えで有名な初代井伊直政の仏胴具足と朱地井の字金箔旗印
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
美意識が高く茶人としても有名な井伊直弼の自作の黒楽白淵天目茶碗
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
博物館の中には江戸時代の能舞台が移築され今でも能の公演が行われています。
この日は第45回彦根城能“菊慈童”“葵上”でした。時間がなくて能鑑賞はできず残念汗
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
能舞台を眺めながらお茶をいただけます。主菓子はささ栗でした。美味合格
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪  
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪  
藩主が日常生活を営んだ表御殿の奥向き
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
彦根城の天守閣が望めます目
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
幸斎作の湖東焼 赤絵金彩羅漢雲鶴文茶碗
平安時代につくられた慶俊作の笙
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
この夥しい筆は眉を引く道具だそうで、眉作り箱だそうです
井伊家の家紋の丸に橘紋のタバコ盆
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
博物館の所蔵品が思いの外見所があったので、近江八幡の水郷めぐりはあきらめてじっくり
鑑賞しました。
天守閣、城下めぐりは別記事であげます。


きもの カンタービレ♪ Facebookページ