今日も30℃超えの暑さ晴れ←6月としては記録的な暑さだそうですあせる
青系統で涼しげにみえるようにコーディネートしてみました。
茶屋辻文様の絽小紋に川島織物の朝顔が織りだされた夏唐織の絽なごや帯。

茶屋辻の茶屋とは茶屋染という江戸初期(寛文年間)の頃に開発された模様染めの技法
のことであり、辻とは帷子(麻の単衣)のこと。
元々は江戸時代、中級武家の女性に好まれた夏の正装のきものです。
麻地に藍染めを主として、部分的に薄黄色が入ったもので、水辺の風景に橋や蛇籠、
草花、家屋(←実は昔、コレが茶屋辻の茶屋だと思い込んでおりました汗
が総模様で描かれています。
大奥の衣服制度にも取り込まれ、中臈以下が着用していたそうです。
ちなみに御台所や御簾中が着用したのは本辻 ※参考文献「守貞漫稿」より
明治維新後、庶民にも格の高いきものとして受け入れられ、茶屋辻に染め上げられていた
模様そのものを茶屋辻というようになりました。
現代でも夏のきものの模様として染められることが多いようですが、
袷の訪問着や振袖の模様にも見られます。

朝顔は平安時代に薬用として中国から渡来。種を下剤として使用したそうです。
※奈良時代に遣唐使が持ち帰ったとする説もあります。
江戸時代になると観賞用として栽培され普及しました。
ラッパのような花と葉に特徴があります。
朝顔の染め帯はよくありますが、これは夏唐織の絽なごや帯。
汎用性もありお気に入りの帯です合格

麻文様の刺繍の日傘は遊中川with前原光栄商店。バッグはジャマン・ピュエッシュ。
青のグラデーション草履は四谷・三栄のもの。
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