支笏湖で野生の鹿に遭遇/きもので北海道旅行

透明度が高く凍ることがない湖としては最北の地にある支笏湖へ。
洞爺湖には何度かきておりますが、支笏湖ははじめて。
赤い鈴蘭伝説があるオコタンベ湖は雪のため道路が通行止めになっていていけませんでした。
霙交じりの大雨が降ったりやんだりの天気、このときは晴れ間がありました。

うろ覚えですが、渡辺淳一「無影燈」の主人公が支笏湖で自殺をしたときの遺書の一説に
「水深が深く水底に枯れ木があって一度沈んだら浮かび上がらない。
自分の腐り果てた身体は湖底の樹々にとらえられて永遠に消えたほうがいい」
というのがあって、支笏湖にはぜひ訪れてみたいと思っていました。
美しい死に方にこだわりがある渡辺淳一作品の中でも印象的です。


北海道の道路でそこかしこにみられる『動物注意』の看板。
支笏湖の周りにもたくさんありました。
野生のキタキツネやエゾ鹿がいないかな～っと助手席から道路脇を食い入るように
みていたら、なんとエゾ鹿がいましたﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ

「鹿さんだ～っ見えた？」と喜ぶ私に「見えた」っとクールに返し車を走らせる夫。
けっこうなスピードで走り去り、写真は撮れませんでした
その後は鹿に遭遇せず、しょんぼり…(_ _。)
「あの鹿さんのいた場所まで戻ってみる？」といってくれましたが、大雨というか
雪になってしまい、戻っても鹿はあの場所にはもういない気がしてあきらめることに。

この洛風林の鹿の織りだされたすくい織りの八寸帯で鹿と一緒に写真撮りたかった(ﾉ_･｡)
ドライブ中なので、お太鼓の形が崩れてます

支笏湖と洞爺湖の間はまだ雪がたくさん残っていました。


この帯で鹿と一緒に写真におさまるには、やはり奈良にいくしかないかしらん(-_☆)