福島の農作物への被害は風評被害を含めてもう大変なもの。
このままだと、食料としての農作物はつくっても無駄になってしまうかもしれません。
この被害が治まらなかったら(もちろんそんなことにならなければいいと願っておりますが…)
桑畑をつくって養蚕を奨励するというのはどうでしょうか。

ただちに健康に影響を及ぼすものではないっと言われていますが、次々とでてくるニュースに
国民みんなが疑心暗鬼になってしまい、ただちにじゃなくても将来が不安と思いはじめてくると
口に入れるものの購入は難しい状況になるような気がしてなりません。
決して煽るわけじゃございませんが、ただ非難するよりはひとつの可能性を考えてみました。
養蚕ならば、農業といっても口にするものでなく纏うものですし、こういった状況には
救いの産業の気がするのですが、どうなんでしょう。

もともと福島県は江戸時代は天領地であり養蚕業が盛んだったと聞いています。

福島県伊達郡梁川町は温暖育という人工的に室温を調整して効率的な養蚕を成功させたところであり、
梁川の生糸は徳川幕府の指定品でもありました。
養蚕指導書としてヨーロッパにまで広がった『養蚕秘録』は但馬(現兵庫県養父市)の養蚕研究家
の著者が現福島県北部の信達地方を訪れて研究したものだといわれていますし、
養蚕業においては歴史ある地域なので、ノウハウをもっていらっしゃる方もおられるのでは…。

ドシロウトのきもの愛好家の思いつきで恐縮ですが、ジャパンシルクの復興とともに、
福島での養蚕業の復興があったら将来的には、きもの業界にも明るい話になる気がいたしますが
いかがでしょう。
詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教示いただきたいです。

朝香沙都子拝

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お茶するマダムや海外からの旅行者の方、打ち合わせでつかう方々などで、満席のことが多い
マンダリンオリエンタルホテルのティールーム。
今日の夕方はガラーンっとしていて、しばらくの間お客はなんと私だけの貸しきり状態…。
こんなことって、はじめてです。びっくり( ̄□ ̄;)!!
静かな落ちつけるところで考え事をしたかったので、ありがたい状態のはずだったのですが、
何だか申し訳ないような気すらしてかえって落ちつかず、早々に引き上げてしまいました。
計画停電は来年の夏までつづくとのことですが、不景気に拍車がかかるのは間違いなさそうです。

しかし、首都圏の電力を支えてきたのは、その電気を使うこともない福島であり柏崎刈羽の地。
風評被害に追われ、先祖代々の土地から退去させられ、避難所生活を強いられている福島の方々
のことを思えば、首都圏の節電や計画停電は当然のことだと思わずにもいられません。

琉球絣に紫木蓮が描かれた染め帯をコーディネート。
琉球藍で染められた濃紺地にフクギで染められた糸の絣はテージクンビーマ(げんこつ形)
といわれる琉球絣模様です。
紫木蓮も見ごろを迎え、この帯を合わせるのも今年は今日が最後になるでしょうか。




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