地震、大津波、そして原発事故…、なんということでしょう。
被災地の皆さま、被災地にご家族、友人がいらっしゃる方々お見舞い申し上げます。

こちらも計画停電、電車の運休、スーパーからは食品が消え危機的状況が煽られる状況ですが、
被災地の方々に比べたら、まだまだ大丈夫です。

この状況下の中、現地に向かわれる医療チームの方、ボランティアの方には頭がさがります。
医療チームの被災地入りさえ、道路状況の悪さに30時間もかかるとのことで、困難さが伺えますが、
支援が滞りなく皆さまにいきわたりますことを願っております。

この心休まる時がない状況の中で、きものブログの更新はいかがなものかと思いますが、
私ができることをできる限りやりつつ、きものカンタービレ♪も更新していきたいと思います。

朝香沙都子拝

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サンフランシスコ国際空港より帰国の途へ飛行機

ここでアメリカのテレビ局の取材班から声をかけられインタビューを受けました。
この地点では、日本の様子がここまで酷いとは思っていなかったこともあって、
これから帰国するということと心配だということしか答えられませんでした。
語学力がないので、それすらシドロモドロ。
今思えば、その時のインタビュアーの方のほうが、日本人の私たちより原発事故の問題を
含めて日本の窮状を知っていたような気がいたします。

飛行機の中は暑かったり寒かったり温度調節がしにくいので、羽織れるものを用意しつつ、
単衣のお召に飛行機が織りだされたすくい織の八寸帯をコーディネート。
サンフランシスコ入りした時と同じ帯です。転んだ時の泥と血が付着したままですが、
幸いにもあまり目立たないのでそのまま使ってます。

国際線に乗るときは半幅帯のほうがいいですが、今回はトランジットもないし、
英語圏なのでなごや帯をお太鼓にして搭乗してみることにいたしました。
それが、大変なことになるのですが…汗
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
空港のセキュリティーチェックの金属探知機でアラームがなってしまいました。
腕時計はしていませんし、おそらく髪をまとめていたバレッタが原因だと思って説明
したのですが、ハンディタイプの金属探知機ではなぜか身体のほうから反応するとのこと。

案の定、お太鼓が怪しいと言われたのでお太鼓の中に手と金属探知機を通してもらいました
が、どうもそこでなく左袖のほうが気になる様子。

人工関節か?と聞かれ、違うと答えたら4人がかりでボディチェックを受ける羽目にあせる
脱げないのか?と聞かれ、出発まで時間がないので無理、触ってチェックしてとお願いすると
袖口からハンディタイプの金属探知機をグイグイ通され、なんと左袖が破れました…(_ _。)
生地が破れたわけではないので、縫えば元通りなのでたいしたことではないのですが、びっくり!
小袖でなく大袖のきもの状態になってしまいましたが、結局通してもらえて飛行機に搭乗
することができました。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
夕暮れの上空から見た整然としたサンフランシスコの街
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
行きの飛行機では撮りそこねたゴールデンゲートブリッジ
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
帰宅後、きものを脱いでわかったのは、カイロが長襦袢の左肩に貼ったままになっていたこと。
きものは袖口から風が入って寒くなるのですが、単衣のきものでも袖にカイロを貼っていると、
袷の時期でも十分暖かいのです。この日は寒くってカイロを長襦袢の肩と袖口に貼っていました。
空港で全てはずしたつもりだったのですが、左肩内側に貼られていたものは貼ったまま
になっていました。
金属探知機が反応したのは、このカイロが原因だと思われます汗
アメリカのチェックは厳しく、トランクの鍵も壊されることがありますが、きものも破かれることが
あると思っていたほうがいいかもしれませんね(・_・;)


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