きもの文化検定の工房見学会、まずはバスに乗って龍村光峯さんへサーチ
こちらは西陣から少しだけ離れたところにあります。

きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
龍村光峯さんは、宮尾登美子さんの小説「錦」の主人公のモデルとなった、
初代龍村平蔵さん直系のお家柄です。
ずいぶん昔のことになりますが、「地球交響曲」の龍村仁監督とお仕事させていただいた時に、
監督のご実家は織物屋(でも龍村美術織物ではない)とおっしゃっていたのを思い出しましたビックリマーク
こちらがご実家だったのですねヽ(*'0'*)ツ

龍村美術織物さんは平蔵さんの次男の方のお家で別会社になります。
見せていただいた作品は、光峯さんの作品のほうが初代平蔵さんに近い気がします。

このお美しいキラキラ方は、当代光峯さんの後継者である龍村周さんの奥様。
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彩宝寿福文の手織本袋錦織帯でいらっしゃいました。
きもの カンタービレ♪
説明をしてくださったのは、㈱光峯の副社長である山田さん。
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龍村光峯さんの錦は、絹糸が持つ半透明のガラス棒のような形状と丸みを帯びた三角形の断面による
プリズムのような構造からなる複雑な輝きを活かして織られています。
それによって、見る位置から模様が浮き出たり立体的に見えたりするそうです。

ベージュ色の鹿は斜め位置からはよく浮き出てハッキリわかりますが、正面でみると消えます。
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財務省から国際性、日本、和をテーマにと依頼があったというタペストリー「和の集」
トルファン(イスタンブール)からでてきた古い裂をモチーフにしたことにより国際性を、
中央の花は日本を、鳥は平和を表してデザインされたそうです。
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東宮御所に納められた「瀬戸のうちうみ」
あえて少しゆがみをだすことによって、和のハーモニー(歌集波)を表現した作品だそう。
きもの カンタービレ♪
同じ帯でも合わせる布の色目によって違って見える例。写真だとわかりませんが、実眼で
みると強調される色目にハッキリと違いがありました。
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色々とご説明いただいたのですが、公にできない企業秘密がたくさんあって、許可を
いただいたところだけお写真を公開。紋意匠図からつくられた紋紙と綜絖がわかります。
企業秘密のところには注連縄で結界がつくられていました。マジマジとみさせていただいた
のですが、私にはわかりませんでした(・_・;)
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作品も展示されていたそうなのですが、 お話をお聴きしていて全く見ることができず…(:_;)
他にもお聴きしたいことがあったのですが、個人でお伺いしても説明してくださるとのことなので、
今度京都にいったときに改めて見せていただくことにいたしました。
それもまた楽しみです♪


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