京都市のイベントなので、京友禅の小紋ででかけるつもりでおりましたが、
夕方から雨になるとのことだったので、紬にしました。
小豆色に黄色の絣にれえすの花の白鳥と黒鳥の刺繍帯をコーディネート。
前回は白鳥をほとんどださずにお太鼓をつくっていましたが、←2011年1月21日のブログ参照
ブログをみてくださったれえすの花さんご本人からご連絡をいただき、はじめはお太鼓を白鳥が
みえるようにして、きものの色が色落ちしたりして汚れたらずらして黒鳥だけにすると良いですよ
とアドバイスをいただいましたので、そのようにしてみました。いかがでしょう(゚ー゚;?
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
京都創生PR事業の一環である『京あるきin東京2011』
2月8日から2週間、東京を舞台として京都の歴史、伝統工芸、生活文化などの
さまざまなイベントが行われます。
今日は、日本橋三井ホールにて行われた、「京のおもてなし」フォーラムへメモ
※撮影及びブログ掲載に関しましては、主催の方から許可をいただいております。

小笠原流礼法宗家でいらっしゃる小笠原敬承斎氏によるオープニングトーク
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
小笠原流礼法とは、鎌倉期の弓馬の礼法と室町期に確立された武士の日常的な教養として
のマナーから確立したもので、作法が先ではなく相手を思いやる心が大事、相手に伝える心を
どういった表現をするかというものだそうです。
自分がこうしたいと思う気持ちを抑制することが作法にでる例として、
手を膝上におく時、右手の上に左手を重ねるのは何故かっというお話がございました。
もともとは武士の時代、刀を抜くことができる右手を左手でおさえることが、相手に対しての
敵意がないという気持ちの表れであり、現代におきかえても欲しいものをすぐ手にとる右手
を左手で抑えている表現のひとつということ。
遠慮ということは消極的なイメージだけれど、その字の如く遠くを慮るものであり、
その先には相手を慮る積極的な思考、目には見えないその先を考えおこなうものというお話。
礼三息、残心、円相の構えのお話やお茶のだし方のお話などもございました。

同志社大学村田晃嗣教授による進行で、次世代の京都を担う華やかな京女5人の方による
パネルディスカッションが行われました。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
聖護院八つ橋本店 取締役経営企画室長の鈴鹿可奈子さん
先斗町舛之矢(お茶屋さん)若女将の西村舞さん
十四春(京町屋の旅館)若女将の玉垣多佳子さん
菊乃井(料亭)若女将の村田紫帆さん
JTB西日本 京都観光事業開発室室長代理 山本千里さん

皆さま、京都生まれ京都育ちのお嬢様でいらっしゃり、壇上にあがられると華やか~キラキラ
今日のディスカッションをお聴きしても思ったのですが、京都の方々は率直にものを言わない
という印象がありますが、頭の回転が早い方、言葉を大切にされている方が多い気がいたします。
お話に必ずオチがあるのは、やはり西だからということでしょうか~ヽ(゚◇゚ )ノ
本音がどこにあるのかわからなくて戸惑うこともあるのですが、それが相手を思いやる
ことに繋がっていくということならば、それも納得(゚ー゚;。
京都人の誇りを残しつつ新しいものを取り入れていく次世代の京都にちょっと期待しています。


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