両国国技館の初場所観戦の前に江戸東京博物館にて開催されている
「江~姫たちの戦国2011年NHK大河ドラマ特別展」へサーチ
きもの カンタービレ♪

展示物は思いのほか充実しておりました。記憶に残った染織関連作品。

●「浅井長政夫人像」高野山持明院所蔵の桃山時代の作品で重要無形文化財に指定。
織田信長の妹であり、今回の大河ドラマの主役である江の母であるお市の方の夏の正装姿の
肖像画で、打掛の肩を脱いで腰に巻き付けた腰巻姿の人物画の代表作となっています。
雲立涌に丸紋を織りだした唐織の打掛を方を脱いで腰に巻いているのがよくわかる作品です。

●「綾地金襴帯」淀君所用と伝わる帯。個人所蔵。
表地は萌黄色、裏は浅葱色で両面に金箔で五三の桐に井桁門が描かれ、刺繍による○に丁字紋。

●「立涌に桐文様唐織打敷」高台寺所蔵。
高台院(秀吉の妻ねね)が着用した立涌に桐文様の小袖を仕立てなおしたものと伝わる打敷。
現在は退色していますが、紅の濃淡と紫、黄色に織りあげられた華やかなもの。

●「萌葱地亀甲に菊花文様二陪織物 唐衣 紅地雷文様二陪織物 表着」霊鑑寺所蔵。
東福門院和子(江と徳川秀忠の娘)が入内するにあたりつくられたもの。
16弁の菊花と亀甲が織られていました。

●「小袖屏風 鬱金地菊水仙模様縫小袖」国立歴史民俗博物館所蔵。
鬱金色地に菊唐草と鹿の子絞り水仙と菊花が刺繍された小袖。
屏風になっています。これがよくわかりませんでした。
小袖を切り嵌めしたにしては立体感がおかしいような…。

大河ドラマ「江」第1話を見た感想は控えておきますあせ
今後の樹里ちゃんの演技に期待してますが(たぶんどこかで化ける)、どうも演出が…。


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