石川県指定文化財に認定されている柿本市郎先生の工房見学へサーチ
柿本先生は人間国宝の故木村雨山先生に師事されていたそうです。
木村雨山の作品は、加賀友禅の伝統的な技法を駆使しながら写生調で現代的なものが
多い気がいたしましたが、柿本先生の作品にも通じるものがあるような気がいたします。

こちらが柿本市郎先生。先生は問屋さんから発注を受けてつくる仕事は昼間に、
夜は自分の好きなつくりたい作品をつくるそうで、人間は4時間寝れば充分とおっしゃってましたあせる
写生にはじっくり時間を費やすそうで、これは木村雨山先生からの教えだそうです。
ハワイにいかれた時にデザインされたデザイン画もみせてくださいました。(写真は控えます)
とっても斬新な画で、これもいつか作品にしたいとおっしゃってましたが、できあがったら是非
見せていただきたいです。先生の加賀友禅を愛する気持ちが伝わってくるお話でございました。
きもの カンタービレ♪
奥に掛かっている朱色ののれんは、柿本先生がお嬢様のためにつくられた花嫁のれん。
花嫁のれんとは、加賀藩領内地域に残る風習で、花嫁は実家の家紋が染め抜かれた花嫁のれん
を持参し、嫁ぎ先の仏間の入口に掛け、のれんをくぐりお参りをしてから結婚式が始まるというもの。
この時だけのものですが、加賀友禅の美しい花嫁のれんをつくるのは女の子を嫁がせる家に
とっては大事なことだそうです。現在、東海テレビの昼ドラでもやってます。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
右)デザイン画 左)下絵におこしたもの
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
柿本先生は糯糊をつかった糯糸目置。模様に挿し彩色し糊伏せしたあと地染します。
地染の時に模様が糊で伏せられて色がわからないので大変でないでしょうかとお聴きしたら
地の部分に薄日が射し込んだように染めたりするのには後からの地染のほうが良いという
お話をお聴きして、すごく納得いたしましたひらめき電球
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
長谷寺でみた薄日が差す牡丹を再現されたという糊糸目置の技法が生かされた作品。
牡丹の花の彩色には顔料と炭が使われています。
牡丹の葉の質感を出すのに左官屋さんにいって炭をもらってきたそうです。
ものすごく素敵で、着てみたい~っラブラブと思ってしまいました。
きもの カンタービレ♪
柿本先生のお仕事場。奥には挿し彩色中の作品がございました。(写真公開は控えます)
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
柿本先生の作品は加賀友禅の写実的でも華やかで現代的で、先生のお人柄も含めて
すっかりファンになってしまいました(///∇//)いつか、先生の作品着てみたいですぅ。
願望ばかりが増えていきますが、これも生き甲斐あせ
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

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