石川県指定文化財に認定されている二代由水十久先生の工房見学へ
写実的な草花文様が多い中で、由水先生の童を描いた作品はあまりにも有名です。
先月、和の美を育む会でご一緒させていただいたことを覚えていてくださいました。
左)工房の入口 右)和を美を育む会でのお写真
由水先生自ら説明してくださり、普段は公開されない二階の仕事場もみせてくださいました。
二階では、染料を混ぜての色作りやゴム糸目糊置き、挿し彩色が行われていました。
加賀友禅は2割がゴム糸目置きだそうですが、由水先生もゴム糸目置き。
糸目筒の先は今まで見たことがないくらい細いものでした。
ゴム糸目のほうが繊細な細い線が描けるので、それを最大限に生かして童の人物表現を
しているとのお話でした。
かつて江戸時代には留守模様が流行、明治大正までは時勢を取り込んできものに描くと
いうことが行われていたけれど、今のきものにはそれが欠けているっとおっしゃっていました。
由水先生は人形やモデルをつかいポージングさせ説得力をだして自分なりの世界観を
童を描くことによって消化させているそうです。
由水先生の作品はきものだけに留まらず、壁画装飾や額装、軸などにも発揮されています。
左)ワールドカップ開催の時につくった童がサッカーをしているもの。
ネットは亀甲柄、サッカーの球はFIFA公認の花の模様を忠実に再現したそうです。
右)石川県立楽堂に飾られている西洋音楽家バッハやベートーベンをイメージしたもの。
童の纏っている装束の細かさは気が遠くなりそうです。上品で繊細な文様のきもの。
写実的な草花文様が多い中で、由水先生の童を描いた作品はあまりにも有名です。
先月、和の美を育む会でご一緒させていただいたことを覚えていてくださいました。
左)工房の入口 右)和を美を育む会でのお写真
由水先生自ら説明してくださり、普段は公開されない二階の仕事場もみせてくださいました。
二階では、染料を混ぜての色作りやゴム糸目糊置き、挿し彩色が行われていました。
加賀友禅は2割がゴム糸目置きだそうですが、由水先生もゴム糸目置き。
糸目筒の先は今まで見たことがないくらい細いものでした。
ゴム糸目のほうが繊細な細い線が描けるので、それを最大限に生かして童の人物表現を
しているとのお話でした。
かつて江戸時代には留守模様が流行、明治大正までは時勢を取り込んできものに描くと
いうことが行われていたけれど、今のきものにはそれが欠けているっとおっしゃっていました。
由水先生は人形やモデルをつかいポージングさせ説得力をだして自分なりの世界観を
童を描くことによって消化させているそうです。
由水先生の作品はきものだけに留まらず、壁画装飾や額装、軸などにも発揮されています。
左)ワールドカップ開催の時につくった童がサッカーをしているもの。
ネットは亀甲柄、サッカーの球はFIFA公認の花の模様を忠実に再現したそうです。
右)石川県立楽堂に飾られている西洋音楽家バッハやベートーベンをイメージしたもの。
童の纏っている装束の細かさは気が遠くなりそうです。上品で繊細な文様のきもの。