まずは加賀友禅の歴史や特徴をザックリ学ぶ為に加賀友禅伝統産業会館へサーチ
きもの カンタービレ♪
加賀友禅の起源は約500年前の加賀独特の染め技法であった梅染といわれています。
梅染とは、梅の樹皮や芯材を細かく砕いて炊きだした染液につけ石灰などで媒染する
無地染めのこと。梅染の染法で黒味を帯びた色に発色させたものは黒梅染と呼ばれました。
模様が施されるようになったのは加賀御国染めとよばれる兼房染や色絵、色絵紋が確立され
た17世紀中頃で、この頃に現在の加賀友禅の基礎が確立されたそうです。
京友禅の祖といわれる扇絵師の宮崎友禅斎は金沢の紺屋棟取の太郎田屋に身を寄せ
斬新なデザインの模様を創案し友禅糊の技法を定着させ加賀友禅の発展に大きく寄与しました。
加賀友禅の特徴は加賀五彩といわれる臙脂(蘇芳)、藍、黄土、草(緑)、古代紫(墨)を
基調とした落ち着きのある写実的な草花模様を中心とした絵画調の柄です。
外を濃く中心を淡く描く先ぼかしや木の葉の虫食いの技法がつかわれます。
仕上げに金箔や絞り、刺繍などがつかわれないことも特徴です。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
加賀友禅作家の森田耕三先生の工房があり先生が実演していらっしゃいました。
本来は撮影禁止だそうですが、ブログ村のことをご存知で撮影許可がでました(゚ー゚;
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趣味でバンドをやっていらっしゃるそうで、ギターやアンプにも先生の作品の加賀友禅が
使われていました。名刺入れはオリジナルの発注も受けてくださるそうです。
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由水十久先生の工房見学まで時間が空いたので、加賀伝統産業会館のお隣にある
玉泉園を散策することに。苔むした緑に名残りの紅葉がきれいでした。
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今回の研修旅行では結城紬をお召しの方多かったです。
軽くて暖かで着やすいので、冬の旅行向きですね。

きもの◆藍地 赤黄黒のモダン柄 80亀甲 結城紬 /奥順
帯◆生成地 蘭の花 すくい織 /洛風琳
帯〆◆臙脂色 冠組 /道明
帯あげ◆卵色 縮緬 /加藤萬
ぞうり◆クリーム台 檸檬色花緒 ピンク前坪 /神田胡蝶
バッグ◆舌切り雀 籠トート /松枝忍


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