本日の3回目は創業60年の浅草の老舗手ぬぐい屋のふじ屋さんのお話メモ
ふじ屋の川上千尋さんです。
きもの カンタービレ♪

手ぬぐいは元々は木綿ではなく、麻や絹の平織物でした。
“たのごい”といわれ、田んぼで頭を被うものだったといいます。
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江戸時代、綿花の穀倉地帯の発展により木綿が普及。
奢侈禁止令によって、絹のきものでなく、木綿のきものがつくられるようになりました。
江戸の街では銭湯が盛んになり生活用品として使われるようになり、この頃から
手ぬぐいといわれるようになったそうです。

こちらは、まだ麻の手ぬぐいが主流だった頃、明智玉(後の細川ガラシャ)が輿入れ
に持参したものを復元したもの。明智家の桔梗紋と細川家の九曜紋が入っています。
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天明4年に山東京伝が“たなくひ合わせ”という手ぬぐい展覧会を上野不忍池で行います。
絵師や戯作者、妓楼の楼主、花魁、そして大名も、身分も職業も超えて一堂に会し、
それぞれ自分でデザインした手ぬぐいを持ち寄りました。

ふじ屋さんではこの“たなくひ合わせ”の図録を元に復刻版をだしていらっしゃいます。
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紗ばりされた型紙です。絹布と柿渋紙でつくられます。
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日本橋高島屋さんのトークイベント、充実してます(ノ゚ο゚)ノ
昨日のツルヤさんの「鼈甲のお話」、浅草寺のご住職さまの「十三参りについて」
文扇堂さんの「扇子のお話」も聴きたかった~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
今後も、産地の実演だけでなく、老舗店舗の店主さんのお話などぜひ企画してくださいドキドキ


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