女房装束とは、いわゆる十二単のことです平安
きもの文化検定を受けるまでは、ほとんど知識がなかった有職装束の世界。
一昨年の2008年の2級試験は、その前年の3級の難しさに比べると簡単な問題ばかり
だったのですが、(2008年2級の合格率96.7%•2007年の3級の合格率39.6%)
その中で、出された問題を見て思わず「やられたっ( ̄□ ̄;)!!!」っと思ったのが、
皇太子さまと雅子さまの結婚の儀の装束についての問題。
この5問(1問は問題のミスにより全員正解となったので4問)さえ解けていれば満点合格も
も夢じゃなかったかも(゚ー゚; 、と思ったことがきっかけで、有職装束にも興味を持つようになり,
伊勢旅行の際には『いつきのみや歴史体験館』にて十二単の着装体験をいたしました。
きもの検定のための復習を兼ねて、改めてブログにアップいたします。

まずは小袖に緋の長袴。長袴の先端には重りとなる龍鼓という紐飾りがついています。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
単(ひとえ)を着ます。袿(うちき)より一回り大きく仕立て袖口や裾がはみでるようになってます。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
袿(うちき)を着ます。五枚重ねの五衣(いつつぎぬ)です。
袿を重ね着しているように見せるために裏地と表地の間に中陪(なかべ)という別の生地を
挟み込んで調製しています。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
打衣(うちぎぬ)を着ます。砧で打って光沢をだしたから打衣といいいます。
袿で晴れの装束。時代によっては五つ衣の下に着るものだったようです。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
表着(うわぎ)を着ます。裏地が表地からはみでるようになっていて、この技法を“おめらかす”
といい、はみでた部分を“於女里(おめり)”といいます。現在のふきかえし(ふき)のこと。
ちなみに、おめらかしをせず裏地をみせない仕立てを“けぬき合わせ”といいます。
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唐衣(からぎぬ)を着て裳(も)を着けます。
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檜扇を持って完成です平安 
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裳には引越(ひきごし)という飾り帯がついています。
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いつきのみや歴史体験館
このブログでは今のところリンクは貼らないようにしているので、検索してみてください(^_-)☆

昨年の1級試験のことを考えると(合格率3.4%)、何を勉強したらいいのか
よくわからないのですが、この検定によって、きものの知識が広がったことは確かです。
結果はどうであれ←すでに弱気(゚ー゚;  
学んだことは無駄にはならないので、受験される皆さま、お互いにベストを尽くしましょうドキドキ


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