きもの生活をするようになって、思いのほか必要になったのは雨コートです。
今では珍しくなってしまった西陣織の雨コート地があるので、それに合わせる
肩すべり用の生地を探しに紫織庵さんへ。

京町家ならでは、間口は狭いですが奥行きが広く敷地240坪あるそうです。
建物は大正15年に建てらた京の伝統的な「大塀造」建築の代表例。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

中はこんな感じで奥行きがあります。撮影許可のいただけたところのみ撮ってますカメラ
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お茶室は雲雀棚の台目切りの炉。ガラス戸は建築当初の波打ちガラスのまま。
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二階の洋間サロン。暖炉、寄木細工の床、ステンドグラスなど大正時代の贅を尽くした造り。
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長襦袢資料室になっている二階の広間。
遠くからならOKということでパチりカメラ
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昭和40年~平成9年まで、紫織庵の社長である川崎さんが本宅兼迎賓館として
お住まいになられていたそうです目
NHK「美の壷」のオープニングに登場する竹内栖鳳の孔雀図の屏風も飾られていました。

紫織庵さんは明治~大正の柄を復刻した長襦袢と浴衣の老舗。
きものと帯、半衿やバッグなどもあります。
1878年のパリ万博に日本が出展するとパリの美術界にジャポニズム旋風を起こしますが、
その後アールヌーボーやアールデコの影響を受けた日本のデザイナーにより
モダンなデザインのきもの文化が花開くことになリます。

現代のきものの襦袢として着るにはちょっと目立ち過ぎの気がしていますが、デザインは大好きドキドキ
なので、雨コートの肩すべり生地として使うことにいたしました。
エルメスのスカーフをつかうことが多いのですが、ちょうど合うものがなかったので。

今回選んだのはこの時計柄。最近復刻されたものだそうです。
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このランプシェード柄と悩みましたが、時計柄のほうがスッキリしているデザインなんです。
こちらはデジカメケースとして使うことに。
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きもの◆生成色地 橙色×木賊色 芙蓉 堰きだし 単衣小紋/えり善
帯◆オレンジ色 紗なごや帯
帯〆◆蜜柑色×薄苔色/龍工房
帯あげ◆薄オレンジ色 桔梗 絽/加藤萬
ぞうり◆クリーム色台 黄色花緒 ピンク前坪/神田胡蝶
バッグ◆オレンジ×水色 花 ビーズ刺繍/ジャマン•ピュエッシュ
日傘◆砂色地 金銀 正倉院丸紋 刺繍/遊中川with前原光栄商店


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