皇室ジャーナリストであり、伝統文化研究家の小西千鶴先生のお話をお聴きしながら、
美味しい京料理をいただき、さらに素晴らしい日本画を鑑賞しながらお茶をいただだくという、
なんとも贅沢すぎる講座へメモ

きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

今日のお話のテーマは「乞巧奠」(きっこうでん)。七夕の由来です 七夕
日本では欽明天皇の御代に百済から天文学者を招いており、天武天皇、持統天皇は
星座台をつくっていたことから、飛鳥時代の頃より天文学が行われていたことがわかり、
キトラ古墳の天井にも天文図が残っているそうです 星
「乞巧奠」(きっこうでん)とは、元々は女性が針仕事が上手くなるように願う祭りからきているそうで、
京都の七夕行事に現在も受け継がれています。
七夕というと、7月7日ですが旧暦にあわせると一月遅れになりますので、本来は8月上旬。
ちょうど梅雨が明けて、星が見える頃になります。
旧暦では、1~3月が春。なのでお正月は新春。4~6月が夏。7~9月が秋。10~12月が冬。
ですので、七夕の7月7日は初秋にあたります。
万葉集の秋の歌の中に七夕にまつわるものがあるのは、旧暦のものだからなんですね。
京都の冷泉家では今でも毎年「乞巧奠」(きっこうでん)がおこなわれておりまして、
梶の葉をに和歌を書き、五色の布に吊るします。
“星の座”といわれるお供えをし、角盥(つのだらい)に水を張り、梶の葉を浮かべて、
星を映す用意をし、琴と琵琶もお手向けしているそうです。

他にも、宮中に精通していらっしゃる先生だからこそご存知の貴重なお話をお聞きすることが
できました。先生のお話をお聞ききしていると、歴史の教科書にでてくるようなお血筋の方々も
ご近所の方々のお話のようでとても興味深く面白いですひらめき電球

夏の京料理、鱧の湯引きと鱸の洗いからスタート♪ 鰻ざくもこの季節のものですね♡
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

お食事の後はお抹茶をいただきながら、日本画を鑑賞させていただきます。
お庭の緑も美しい、素晴らしいお部屋です。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

今回、銀座の画商「秋華洞」さんがもってきてくださったのは、伊藤小坡のお軸、2軸 目
伊藤小坡は伊勢にある猿田彦神社の宮司の長女として生まれ、谷口香嶠、竹内栖鳳に師事し、
上村松園に次ぐ女流画家として、一躍脚光を浴びた方だそうです。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

こちらは「大原女」という名がついていましたが、大原女にしては装いが…(謎
素晴らしいお軸を鑑賞しながら、皆さまで想像を膨らませて語り合うのは、とても楽しかったです♪ 
きもの カンタービレ♪

やはり、こうやって床の間に飾って鑑賞するのが一番良いですグッド!
贅沢にも、2幅みせていただけました。
ちなみに、掛け軸は巻いてある状態と書けてある状態で数え方が違います。
巻いた状態は「1軸(いちじく)」書けてある状態は「1幅(いっぷく)」といいます。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

この女性は何を考えていたのか…、後の樹は何の樹(サルスベリ?)か…っと。お話が盛り上がりました。
それにしても、美しいキラキラ
きもの カンタービレ♪

明日から、祇園祭り 祇園祭り。 皆さまいかれるそ うで、私には羨ましい限り。
祇園山鉾の“長刀鉾”“南観音山”が染め付けされたお茶碗をみせていただきました。
きもの カンタービレ♪

主宰の川崎晴喜さん。あまりにも素晴らしい後ろ姿なので撮らせていただきましたカメラ
きもの カンタービレ♪

真ん中にいらっしゃるのが、小西千鶴先生です。
皆さま、素敵な装いで勉強になりますラブラブ
きもの カンタービレ♪

きもの◆青色地 茶屋辻模様 絽小紋
帯◆オフ白地 波に燕 刺繍絽塩瀬帯/野口
帯〆◆ピンク×水色 両面冠組/五嶋組紐
帯あげ◆水色×薄緑色 メダカ 紗/加藤萬
ぞうり◆科布台 白花緒 黄色前坪/四谷•三栄
バッグ◆青×銀×水色 風車 ビーズ/ジャマン•ピュエッシュ
日傘◆白地 麻の葉 刺繍 麻/遊中川with前原光栄商店