染織研究家の木村孝先生のお話を聴きに日本橋へメモ

孝先生は、相変わらずお美しくキラキラお若くて、今年が卒寿だなんて信じられません\(゜□゜)/
とっても素敵な宮古上布をお召しでいらっしゃいました。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

今日のお話は、主に夏の〝きもの〟について。
「麻にはアイロン厳禁ですよビックリマーク」とのご指導を受けました。
実は私、麻にはアイロンかけてました…(-"-;A
“敷きのし”は面倒だし、何より和室の畳に湿気がたまってしまう気がして汗
アイロンをかけちゃうことあります。すみません、せっかちで(-。-;)
でも、「日本の麻は糸が細く繊維が折れてしまうのでアイロンは厳禁ビックリマーク」だそうなので、
皆さまは絶対に私の真似をしないでくださいませあせる
ちなみに、西洋の麻(リネン)は高熱に強いのでアイロンをかけても大丈夫だそうです。

孝先生と2ショットを撮っていただきましたカメラ
先生のお美しさと若さにあやかりたいものですキラキラ
きもの カンタービレ♪

千總さんの鷺草の絽小紋に、鷺のアンティーク刺繍夏帯をコーディネート。
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

鷺草は、花が白鷺が羽を広げたようにみえることから命名されました。
このコーディネート(鷺×鷺草)がしたかったので、この帯を見つけたときは即買いベル
ただ、この帯は生地が弱りすぎているので、これから仕立てなおしにだします。
※2010年6月5日のブログ『アンティークの刺繍夏帯 破れる…(涙 』参照のこと
生地に裏打ちしていただくか、無理なら付け帯でしょうか…。
孝先生のお見立てでは、この帯は大正時代のものとのこと。こういった生地が流行ったそうです。

孝先生からは「鷺は位をもっている鳥なのよ~」っと、五位鷺のお話をお聞きいたしました。
延喜の御世のこと、醍醐帝は神泉苑での御行中、鷺が飛んできたので、「それを捕まえよ」と
大臣に命じました。鷺はなかなか捕まえられませんでしたが、廷臣の一人が「勅なればかしこまれ」
と叫ぶと、鷺は帝の前に平伏し舞ったそうで、帝はその廷臣に五位の位を授与するとともに、
鷺にも五位の位を授けたというお話で、能の演目にもなっています。
鷺の後頭は白い羽毛が冠のように2、3本伸びているのも特徴ですサギ

孝先生の講義の前に、千總東京店さんに立ち寄り走る人 こちらから先生とご一緒させていただきました。
数多くの訪問着の中から、すっごく素敵な訪問着を発見し、一目惚れ恋の矢 したのですが…
背のない私には図柄が大きく描かれすぎていて、模様がおはしよりの中に入り込んでしまいます汗
お値段もなかなか素敵な汗お値段だったので、すっぱり諦めがつきました(゚ー゚; ホッ
きもの カンタービレ♪

きもの カンタービレ♪ きもの カンタービレ♪

きもの◆黒地 ピンク×白 鷺草 絽小紋/千總
帯◆ワイン色 白鷺 刺繍 紗帯
帯〆◆若草色 冠組/龍工房
帯あげ◆薄緑色×翡翠色 千鳥 絽/加藤萬
ぞうり◆科布台 白花緒 黄色前坪/四谷•三栄
バッグ◆臙脂色×青色 鳥 刺繍 ワッペン /ジャマン•ピュエッシュ
日傘◆白地 麻の葉 刺繍 麻/遊中川with前原光栄商店