“茶屋辻”の“茶屋”とは茶屋染という江戸初期(寛文年間)の頃に開発された
模様染めの技法のことであり、“辻”とは帷子(麻の単衣)のこと。
元々は江戸時代、中級武家の女性に好まれた夏の正装の〝きもの〟です。
麻地に藍染めを主として、部分的に薄黄色が入ったもので、水辺の風景に橋や蛇籠、
草花、家屋(←実は昔、コレが茶屋辻の茶屋だと思い込んでおりました汗
が総模様で描かれています。
大奥の衣服制度にも取り込まれ、中臈以下が着用していたそうです。
(ちなみに御台所や御簾中が着用したのは本辻) ※参考文献  「守貞漫稿」 
明治維新後、庶民にも格の高い〝きもの〟として受け入れられ、
茶屋辻に染め上げられていた模様そのものを“茶屋辻”というようになりました。
現在でも夏の〝きもの〟の模様として染められることが多いようですが、
袷の訪問着や振袖の模様にも見られます。

茶屋辻を蝋で手描きした小紋に八橋の染め帯でお茶のお稽古へ。
きもの カンタービレ♪

八橋なので、杜若かもしれませんが、夏帯ですし花菖蒲ということで…菖蒲 あやめ
きもの カンタービレ♪

台天目のお稽古をさせていただきました (゚ー゚;
きもの カンタービレ♪

きもの カンタービレ♪

きもの カンタービレ♪

恐れ多くも、先生に写真を撮っていただきましたあせる
手順はともかく、基本的な所作でさえ未だ不安定…(:_;)
先輩の皆さま方のように美しく自然にできるようになりたいです。

梅雨入りに相応しく、河原撫子に破れ傘の葉が生けられていました。
その名の通り、破れた傘のような葉でしたクローバー
きもの カンタービレ♪

きもの◆紫地 茶屋辻  臈纈染 単衣小紋
帯◆青磁色地 杜若(花菖蒲)に八橋 染め帯
帯〆◆貝紫染め /青山みとも
帯あげ◆翡翠色×浅葱色 メダカ 絽
ぞうり◆クリーム台 白花緒 赤前坪/伊と忠
バッグ◆鵜に兜 籠トートバッグ/松枝忍
傘◆紫地 富士絹 24本/HANWAY
雨コート◆紫地 サップコート