帯の老舗『川島織物』さんのお話を聞きに日本橋へメモ
『川島織物』はデザインから一貫生産によってクオリティの高い帯をつくりつづけています。
何より軽くて締めやすく、しかも緩みませんグッド!

モアレになってしまってわかりにくいですが、
『川島織物』の花七宝の絽綴なごや帯で。
きもの カンタービレ♪

梅雨入り前の初夏の日差しには日傘が必須 晴れ
きもの カンタービレ♪

今回は原料となる様々な糸を、触らせていただきました。
同じ絹糸でも、精錬前の生糸と精錬後の糸では、触った感触が全く違います。
生糸(生絹、生紬につかうセリシンがついたままの糸。光沢が無く固い)
練糸(精錬後の絹糸のこと)
諸撚糸(2本以上の糸を引き揃えて撚りをかけた糸)
片撚糸(糸を一方方向に軽く撚りをかけた糸)

↓美しい碧の繭は貴重な天蚕繭ですキラキラ
きもの カンタービレ♪

左の美しい碧色の糸が山繭糸キラキラ
きもの カンタービレ♪

綴織用の練りをかけた糸。ハリがありました。
きもの カンタービレ♪

さまざまな帯生地も触らせていただきました。
裏面までじっくりチェック目
きもの カンタービレ♪

袋帯には縫袋帯と本袋帯があります。
表裏を別々に織って両脇をかがって縫い合わせたのが縫袋帯。
縫い付ける縫い代(ミミ)分が厚くなってしまいます。
本袋帯は帯の表裏を一体として丸い筒の状態で織りあげるため
ミミがなくスッキリしますが、織るのに大変手間がかかります。
表地が筒状の裏側になるので、外側の裏地から表面を
予想しながら織りすすめるという高度な技術が必要となります。
この筒状で織り上げるというのが、どうにも想像ができなかったのですが、
織り機の経糸の綜こうが表、裏、二段階になっているようです。
(織っているところを見たわけでないので、私のイメージです。違っていたらごめんなさ い)
なので、表裏同じ糸を使い、表の紋織や唐織は緯糸で柄を織りだす。
っという解釈でいいのでしょうか…。
機会があったら、本袋帯を織るところを見学させていただきたいです。

織られるときは裏返しになっています。
きもの カンタービレ♪

螺鈿を織り込んでつくられた珍しい帯も見せていただきました。
モアレになってしまってよくわかりませんが、指で持っているのが、原料の螺鈿。
鮑の貝殻を薄くきったものをつかっているそうです。
きもの カンタービレ♪

会場となった、茶友倶楽部空門の前にて。
きもの カンタービレ♪

きもの◆オフ白地 ピンク×黄色 ポピー 単衣小紋
帯◆薄いピンク地 白金花七宝 絽綴/川島織物
帯〆◆濃いピンク×白 /龍工房
帯あげ◆黄色 トンボ  絽/加藤萬
ぞうり◆科布台 白花緒 黄色前坪/四谷•三栄
バッグ◆ピンク地 紫 ×白×黄色 ビーズ /ジャマン ピュエッシュ
日傘◆白×ベージュ 天使 レース/HANWAY