こうやって写真でみると薄い色目のせいか柔らかい印象ですが、
実際に見ると、一昔前の流行の色合いで好きになれず
あまり袖を通していない母からのお下がりのひとつです。
シンプルでスッキリした白地の帯を合わせてバランスをとりました。
染織研究家の木村孝先生が常々、「模様は古典、色は現代。」とおっしゃるように、
〝きもの〟には流行はないように思えても、色目には流行があります。
形は変わらないものだけに、色の選び方が重要。
染め替えという手はあるのですが、臈纈染なので、色をかけても
単なる無地になってしまうので、このまま着たおすつもりでおります。

臈纈染は正倉院宝物にもみられる“天平の三纈”のひとつ臈纈(ろうけち)と同じです。
熱で溶かした蝋(ロウ)で模様を描き、蝋(ロウ)が固まった後に
染色し、蝋(ロウ)を落とす技法がつかわれています。
蝋(ロウ)は冷めるとひび割れの亀裂が生じ、そこに染料が染み込み
独特の仕上がりになるのです。
この小紋にはどちらかというと、蝋(ロウ)を筆につけて水墨画の要領で
描いた蝋描きの技法が使われています。
ちなみに、天平の三纈とは、“絞り染の纐纈(こうけち)”、“板締め絞りの夾纈(きょうけち)”
“蝋防染の臈纈(ろうけち)”の3つです。

これから、のだめ♪後編映画鑑賞です。
きものカンタービレ♪

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満員御礼ですベル
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ららぽーと横浜のTOHOシネマズ
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プレミアスクリーンで鑑賞映画
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きもの◆黄色地 紫×青×水色 薔薇 臈纈染小紋
帯◆白地 カラフル木に小鳥 織なごや帯/ゆうも
帯〆◆ピンク×水色 冠組/五嶋組紐
帯あげ◆水色 ちりめん /加藤萬
ぞうり◆クリーム台 黄色花緒 ピンク前坪/神田胡蝶
バッグ◆水色地 ピンク×水色 スパンコールバッグ/ジャマン•ピュエッシュ