今回のテーマは「犯罪からのサバイバル」です。
テロに会った経験をした人達は人間はどうなるのか?
多くの事を学んだと言います。
なぜ誰もテロの可能性に備えて準備をしなかったのだろうと
思っていたと。
では、そのテロを経験をした人達から学んで
いざ、テロが起きた場合、どう対処すれば良いのか?
それを考えるシリ-ズ第15弾です。
今回は「犯罪からのサバイバル」
この本の中から考えていきたいと思います。
今回の本は非常に参考になる本でございます。
実際、起こった事件からどうすればよかったのか?
どうすれば助かったのか?
それを解説付きで教えてくれています。
〇ケース7
1992年3月24日夜パナマ市の中華料理店で
同僚などと食事をした後、シチズン商事の
現地法人社員(45)が行方不明となった。
やがて16日朝、反政府組織M20を名乗る男が、
会社に電話してきて誘拐したことを告げた。
身代金は75万ドル(約1億円)で、社員一人が
会社のマークのついたライトバンに金を積み、
犯人側と接触して車ごと渡した。けれど、日本人
社員は20日になり、パナマ市の東
60キロメ-トルの地点で、顔を焼かれた死体で
発見された。
※一般的な手順
①警察へ秘密裏に連絡(社員の殆どに知らせず幹部数人だけに留める)
し、公開捜査をしないよう要請する。
②犯人の言いなりにせず、現金を集めるのに手間取っている、など
理由をつけてひたすら引き延ばしにかかる。
③また要求が入ったら、生存を確認したいから声を聴かせろと、
相手に対して条件を出す。そうしておいたて今、半額まで揃ったと
言い、時間を稼ぐ。
〇このような事案に対しての提案
①入社に際して書類を複雑にし、身元保証人などを確実にとっておく。
②探偵社を通じて記入した事項が正しいかどうか、厳重に調査させる。
③警察を親しくしておき、その人間の一族や周辺にテロリスト一味
とか犯罪者の影がないか密かに情報を得る。
④試験用期間に尾行をつけ、出入りしている場所を把握しておく。
〇採用してからもその人物と接する際に絶対厳守すべきポイント
①かなり親しくなっても自宅へ招いたり、相手の自宅を不要に訪れるな。
②自分のスケジュ-ルをやたらに机の上に置いたり、日本式に黒板へは
書くな。自分で襲わなくても、その情報を仲間に知らせる事がある。
③夜などに二人だけになるな。必ずもう一人、日本人に立ち会わせるなど
工夫すべきである。
④会とか招待に出かけるとき、必ず確認して向かうことにする。
もしかしたら偽の招待状で、罠を張り巡らせている可能性があるためだ。
⑤身なりを質素にして、レストランなどへ出かけても、派手にしない。
自動車は現地に溶け込める車種を選ぶ。
⑥護身用の武器を持つ。その国の法律で持つことのできる、最上級の
ものを使用しよう。もちろんゴルフの時間を割いて、そうした武器に
精通する。
〇現地採用の社員が不審な理由で退職したら、どのようにすべきだろうか
①給料日の現金の取り扱いのシステムを変えてしまう。口座振込がやれる
国なら、それを利用して現金をなるべく扱わない。
②内部を少し模様替えして、侵入しても勝手を違わせる。
③鍵を持たせることがあったなら、要所を必ず変えておく。合鍵で開く
システムだと危険なためだ。
④会社へも散弾銃を隠しておき、仲間を手引きしても反撃できるように
する。備えが厳重で強い反撃が予想されると、賊は対象とするのを避ける
ものである。
◎自分と接して不自然な態度の者、視線を避けるなどよそよそしい者、
落ち着かない者、自分を死人か品物を視るような目つきで見る者、
いやに慣れ慣れしい者・・・
これらはブラックリストに入れておく!
対処方法はただ一つ、その連中を敵が一番攻撃しやすい地域へ置く。
真っ先に敵と接触するので、裏切るのが一番早い。
だから戦闘の中盤から後半に裏切られると、戦局が一気に傾く危険が
あるので、そのような拠点に置いていたのであった。
事前に彼らの陣地に方向性地雷を仕掛けておく。もし裏切った場合
には遠隔操作で、連中を吹き飛ばしてしまうわけだ。
〇ケース8
1991年(平成3年)7月12日、筑波大学助教授の五十嵐一が
同大学筑波キャンパス人文・社会学系A棟7階の
エレベーターホールで刺殺されているのが発見され、
司法解剖の結果、11日の午後10時頃から12日の午前2時頃
までの間に殺害されたものと断定された
もし、五十嵐氏と同じ立場になったら次のようなやり方で
抵抗すべきだろう
①持っていたカバンで防戦するのは常識である。ただしこれを
盾にして、相手の相手の踏み込んだ前足に対し短い蹴りを繰り出す。
長い蹴りは逆に切られるからだ。
②防戦しながら大声を発する。何でもよいから出せる限りの大きな
声で、相手を焦らせるように心がける。相手がこんな奴だという
特徴でもよい。もちろん蹴りを続けてゆく。
防戦一方では先細りとなる。専守防衛ではダメで、絶対に相手に
攻め込むのが鉄則である。後退させる局面が生じたらしめたものだ。
③護身武器の行使となる。五十嵐氏が何故無防備だったのか、私には
全く解せないことである。私が同氏の立場であったのなら、常に
3人か4人と戦える武器を、密かに隠し持っていただろう。
もちろん五十嵐氏と同じ程度の体力で、という前提だ。
相手をひるませて脱出の隙を掴むなら、掌一杯の硬貨でもよい。
それを不意に顔面目掛け思い切り投げつける。目へでも命中しよう
ものなら、少しのあいだ、何も見えなくなるので、その隙を掴まえて
脱出する。
催涙ガスも有効である。
④服装とか所持品に工夫しよう。ネクタイに背広、それに短靴という
のは一番好ましくない。講師とか目上の人と会うという場合は別
として、研究室や家への往復はもっと軽装で、いるべきだ。
一般の会社勤務の人もそうで、会社のロッカ-に背広などは置いて
おけばよい。通常の短靴がよくない。最近の床はリノリュ-ムなどが
多いから、革靴だと滑って転倒する危険が大きい。万が一のとき
蹴ろうと思ったら、仰向けにひっくり返ったというのでは話に
ならない。絶対にゴム底にものを使うべいだろう。
〇ケース9
1991年10月14日、東京都新宿区歌舞伎町2丁目の、
マンションでタイ女性(25)が刺殺されていた。
新宿署捜査本部は、25日、同じマンションに住むタイ人
ホステス(25)を緊急逮捕した。被害者は左腹部を
刺され、1階の管理人に助けを求めたあと、5階に戻って
倒れていたという。
タイ・フィリピンから来た風俗関係者のエイズに注意!
トラブルを見かけても仲裁に入るな!