「明るく真剣に」
サッカー日本代表チームのキャプテンマークは、今のところ長谷部誠選手がもっともよく似合う。
カリスマ的にグイグイ引っ張るという感じではないが、とにかく真面目。
その徹底ぶりは、しばしばチームメイトからジョークのネタにされるほどだという。
それだけ人望も厚いということだろう。
こういう真面目なキャプテンの下では、メンバーは明るくなりやすい。
チームの中心軸が定まっていると、メンバーは安心して遠心力を使える。
勢いよく暴れ回ることができるのである。
だが、これは一歩間違えればチームとしてのタガが緩むもとにもなりかねない。
2011年のアジアカップでのこと。
初戦のヨルダン戦で日本代表は緊張感を欠き、辛うじて引き分けた。
そこで次のシリア戦の前日、彼は選手全員を集めてミーティングを開き、以下のように語ったという。
「ふざけるのと明るくやるのは紙一重だ。
若手が楽しくやるのはすごくいいと思うし、その持ち前の明るさを無くしてほしくはない。
けれども、試合や練習の場ではふざけるべきではない」
これ以降、日本代表は5戦全勝し、同大会4度目の優勝を果たすことになる。
「このミーティングが優勝へのターニングポイントだった」と語る選手が多いという。
およそスポーツのチームには、明るさが不可欠だ。
しかしそれは、気の弛みも生みやすい。
特に相手が格下の場合、「まあ大丈夫だろう」という雰囲気がチームに蔓延し、気がつけば大敗しているということがよくある。
かといって真面目の一点張りでは、雰囲気が固くなったり暗くなったりしてしまう。
そこで狙うべきは、「明るく」「真剣に」というゾーンだろう。
両方とも揃えることが、強いチームの条件だ。
そいういうチームをつくるのはリーダーの役割だが、一人ですべてを担う必要はない。
雰囲気が「明るく」なるように盛り上げ役のメンバーを自由に泳がせる一方、ときどきリーダーが「真剣に」手綱を締めてバランスを取るのが理想的だろう。
その意味で、長谷部は典型的なリーダーといえるわけだ。
「2013ナショナルトレセンU-12中国Ⅲ」

今日から28日まで広島のビッグアーチに於いて、中国5県から選抜された45名(内5名女子)の強化合宿に、岡山県選手10名(内3名女子)を率いて参加します

将来のジャパン&なでしこの候補選手たちのワクワクするプレーがたくさん見られたらと、期待しております

選手たち、ファイティング
